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ベランダ(バルコニー)防水工法の種類と費用

外壁塗装110番 アドバイザー 鈴木良太

ベランダは、劣化を放置しておくと雨漏りの原因になりやすい箇所なので、防水塗装が必要です。防水塗装には、いくつも工法がありますが、戸建のベランダではFRP防水とウレタン防水が主流です。

劣化具合は、トップコートのみか、それとも防水層まで届いているかで対応方法が異なり、トップコートのみなら3~4万円で済みます。

ベランダの防水は、下地となる防水層があり、その表面にトップコートを塗ることで構成されています。外壁や屋根と同様に年数が経つと劣化してきます。放置すると雨漏りの原因になりやすい箇所なので注意が必要です

ベランダの防水塗装をする場合は、
・トップコートの表面だけが劣化しているのか?
・それともトップコート下の防水層から劣化しているのか?
という点が重要です。多くの場合が、表面だけの劣化でトップコートを塗るだけなので3~4万円で済みますが、防水層からの補修になると7~10万円になります。

ここでは、戸建のベランダ防水工法について、よく使われるFRP防水かウレタン防水を中心に説明していきます。

ベランダ、バルコニーはどちらも防水塗装が必要です

ベランダとバルコニーは、似ていますが異なりますが、どちらも防水塗装が必要な箇所です。ベランダは、建物の2階以上の室外にある屋根付きの空間で、バルコニーは、2階以上の室外にある屋根なしで手すりが付いた空間です。下の階の屋根部分の上にあるバルコニーをルーフバルコニーと言います。

防水工法には4種類あり、ベランダはFRP防水かウレタン防水が主流

防水工法には、FRP防水、ウレタン防水、アスファルト防水、シート防水(塩ビ、ゴム)などがありますが、戸建(木造)のベランダやバルコニーの場合は、ほとんどがFRP防水かウレタン防水です。特に多いのはFRP防水です。

アスファルト防水、シート防水は、マンションやビルなどの屋上、戸建てだと鉄骨や鉄筋コンクリートのベランダの場合に使われる防水工法です。

FRP防水工法【一番多く使われる】

FRPとはFiberglass Reinforced Plasticsの略で、樹脂に補強材として繊維を組み合わせて作る繊維強化プラスチックです。軽量なのに丈夫という特徴があり、自動車、鉄道、宇宙航空産業など幅広い分野で利用されています。

ベランダ防水には、不飽和ポリエステル樹脂にガラス繊維を組み合わせた、ガラス繊維強化プラスチックが使用されます。耐水・耐蝕・耐候性のある被覆防水層を作り上げることが可能です。

■防水層から補修する際の工程
(1)プライマー→(2)防水用ポリエステル樹脂塗布→(3)ガラスマット張り付け→(4)防水用ポリエステル樹脂塗布→(5)ガラスマット張り付け→(6)目荒らし→(7)トップコート

ウレタン防水工法

液体状のウレタン樹脂を塗り付け、主剤と硬化剤の化学反応によりウレタンゴムを生成します。軽くて弾力性のある防水層を作ることができます。

1960年代半ばから多く採用されている工法で、歴史に裏づけされた信頼性があります。

■防水層から補修する際の工程
(1)プライマー→(2)ウレタン塗装1回目→(3)ウレタン塗装2回目→(4)目荒らし→(5)トップコート

2つの工法の特徴

工法 費用(平米あたり) 特徴
FRP防水 トップコートのみ 2,500~3,000円 ・軽量で強靭、追従性、耐水性、耐久性に優れている
・乾きが早いため工期が短い
・成形性が高く繋ぎ目のないシームレスな床面
・プラスチックであるため紫外線への耐性は低く、劣化しやすい
・施工時に強い臭いを発する
・木や鉄の下地には不向き
・ウレタン防水に比べると少し高い
防水層も含む 5,000〜8,000円
一式:7~10万円
ウレタン防水 トップコートのみ 2,000~2,500円 ・FRP防水工法と比較すると少し安い
・軽量で弾力性、耐候性がある
・成形性が高く繋ぎ目のないシームレスな床面
・乾燥期間が長いため工期が長くなる
・FRP防水より劣化が早い
防水層も含む 4,500〜7,000円
一式:6~8万円

ベランダに水が溜まっている場合は特に注意!

防水機能が低下している状態でベランダに水が溜まると、屋内へ侵入する可能性があり雨漏りの原因になります。水が溜まる原因には、以下のようなことがあります。

排水溝の詰まりなら自分で直すことも可能

ベランダには、枯葉やホコリ、土、砂、虫の屍骸などいろいろなものが落ちてきます。 これらが、排水口に貯まり、雨水を排水できない状態になっていると、水が溜まる原因になります。

この場合は、自分で掃除すれば解決できるので、わざわざ業者を呼ぶ必要はありません。年に1度くらい、ベランダの排水溝を綺麗にすることをオススメします。

元々、勾配がない場合は施工不良の可能性も

ベランダは、雨水が排水溝に向かって流れるように緩やかな勾配があります。勾配がなかった場合は、モルタルで勾配を作るなどの補修が必要になります。

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