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火災保険を使って外壁・屋根塗装をする際の注意点

外壁塗装110番 アドバイザー 鈴木良太

火災保険を使えば、無料で塗装できるという営業をする業者もいますが、基本的に塗装は対象外になることが多いです。台風などの自然災害なので、塗装よりも屋根の葺き替えや板金工事などが対象になることが多いです。

火災保険では、風災や水害による被害を保険会社が保証することとなっているので、台風や竜巻による自然災害で被害にあった場合は、保険を使って補修をできる場合があります。但し、塗装ではなく屋根の葺き替えや外壁の補修が対象になる場合が多いです。対象箇所は、外壁や屋根、雨樋、カーポート、ベランダ、バルコニーなどです。

塗装は難しいとしても、火災保険を使って対象箇所を補修するのは合法なので、ここではその説明をしていきます。

火災保険は4種類ある

風災の補償は、基本補償に含まれていますが、水害は加入している火災保険により保証内容が異なる可能性があるので、自分の加入している火災保険を確認しましょう。

火災保険の種類は以下のような4つあり、それぞれカバーしている保証内容が異なります。

・住宅火災保険: 最も一般的な火災保険
・住宅総合保険: 住宅火災よりも補償範囲が広い火災保険
・オールリスクタイプ:住宅総合よりもさらに補償範囲が広い火災保険
・特約火災保険:住宅ローンで家を購入した場合に加入義務がある火災保険、補償範囲は狭い

  火災 落雷 破裂/爆発 風災 水害 水濡れ 暴行/破損 盗難 飛来/落下/衝突 持ち出し家財の損害
住宅火災保険 × × × × × ×
住宅総合保険

風災の定義は「最大瞬間風速20メートル/秒以上」の強風

風災とは、台風や竜巻などの強風により「屋根材が破損した」「ものが飛んできて壁に穴があいた」このような被害を言います。

定義は、各保険会社によって強風の定義が異なりますが基本的には、最大瞬間風速20メートル/秒以上の風としています。風災には、雹災、雪災が含まれていることが多いです。

風災の対象になる可能性が高い事例とならない事例


■風災の対象になる可能性が高い事例
保険対象となるのは、以下のような例で損害額が20万円以上の場合です。
・台風による強風で屋根材や外壁材が破損した
・竜巻や台風で飛んできたものが自宅にぶつかり壁に穴があいた
・雹(ひょう)が屋根材に当たり破損した
・大雪が降り、屋根材が破損した
・突風によって外壁や屋根が破損した

この事例を見るとわかると思いますが、塗装だけで直るものではありません。その為、屋根の葺き替えや板金工事などが保証の対象になることが多いです。

■風災の対象にならない事例
・損害額が20万円以下の場合
・新築後10年が経ち経年劣化による色あせ
・最大瞬間風速20メートル/秒以下の風邪による被害

水害の定義とは

水害とは、洪水、高潮、土砂崩れなど自然災害による損害のことをいいます。台風や大雨で、洪水が発生して家屋が流されたときや、一定の基準を超える床下浸水が起こったときに保証されます。国土交通省が発表している全国の水害被害額は約3,850億円(平成27年)にもなります。

水害の定義は、
・建物または家財それぞれの時価の30%以上の損害
・床上浸水または地盤面から45cm超える浸水による損害

水害の定義は各保険会社により異なり、被害状況により支払われる保険金も異なります。上記の基準が保険会社で共通とは言えませんが、一つの目安にはなります。

最低限の保証しか付いていない住宅火災保険ではカバーしてないないので注意が必要です。また、家庭の雨漏り、水漏れは水害には該当しません。

水害の対象になる可能性が高い事例とならない事例

■水害の対象になる可能性が高い事例
・台風で近くの川が氾濫し、50cm以上の床上浸水したため壁の張り替えが必要となった
・豪雨で近くの山が土砂崩れを起こし、家の半分以上が破損した

■水害の対象にならない事例
・お風呂のお湯を止め忘れて、床が濡れた

被害から何日以内に手続きが必要か?

有効期間は、被害を受けてから3年以内です。この期間内に保険会社に申請する必要があります。工事が終わってる必要はなく、申請するまでの期間です。

■過去の気象データを調べるサイト
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

火災保険を使った修理の流れ

お客様で塗装業者などの業者に連絡(ご自身)

業者による屋根の調査(業者)

屋根調査報告書・見積書の作成と送付(業者)

保険会社へ事故電話報告(ご自身or業者)

保険請求書類を保険会社に提出(ご自身or業者)

保険会社側の鑑定人による屋根調査(保険会社)

被災額の確定後、保険金額の決定(保険会社)

保険金の支払い(保険会社)

被災箇所の屋根修理施工(業者)

主な火災保険を扱う保険会社

保険会社 URL
東京海上日動火災保険株式会社 http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/live/total_assist/
損保ジャパン日本興亜 http://www.sjnk.co.jp/kinsurance/habitation/sumai/sche/
三井住友海上火災保険株式会社 http://www.ms-ins.com/personal/kasai/
AIU損害保険株式会社 https://www.aiu.co.jp/individual/product/house/index.htm
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 http://www.aioinissaydowa.co.jp/personal/product/tough/house/
共栄火災海上保険株式会社 https://www.kyoeikasai.co.jp/personal/residence/index.html
富士火災海上保険株式会社 http://www.fujikasai.co.jp/insurance/individual/building/
日新火災海上保険株式会社 https://www.nisshinfire.co.jp/service/house.html
セコム損害保険株式会社 https://www.secom-sonpo.co.jp/anshinmyhome/
朝日火災海上保険株式会社 http://www.asahikasai.co.jp/family/tabid/87/Default.aspx
SBI損害保険株式会社 http://www.sbisonpo.co.jp/kasai/
セゾン自動車火災保険株式会社 http://www.ins-saison.co.jp/eraberu/
ソニー損害保険株式会社 http://www.sonysonpo.co.jp/tmfire/b2030100.html
日立キャピタル損害保険株式会社 http://www.hitachi-ins.co.jp/kasai/

火災保険を使った悪徳業者もいるので注意

「火災保険を使って無料で修復や塗装をできます!」と言って屋根に登り、業者自ら屋根を壊し自然災害に見せかけることがあります。最近では、保険会社もこのような業者に警戒しているため、火災保険をよく使う業者は保険使用の審査を厳しくしています。

この場合、屋根を壊されても、保険が使えない…というようなことになる可能性もあるので、業者選びには注意が必要です。

また、実際に補修にかかる費用よりも高く保険金申請を保険会社に請求し、安く下請け業者に修理させ差額を利益にするような会社もいるので注意してください。

一度でも、不正な保険申請をすると、次回からの保険申請時に悪影響が出ることもあります。

火災保険を使った塗装は難しい??

台風や強風、大雨による住宅の被害を考えればわかると思いますが、塗装よりも屋根の葺き替え、板金工事などの損害箇所の部位そのものを補修が必要になります。そのため、このような補修工事は保険対象になりますが、塗装は難しいです。

実際に弊社の参加業者に「火災保険を使って塗装したことあります?」と聞いたところ。

顔 弊社ではないです。ほとんどが屋根の葺き替えになります。付帯するものに塗装が必要なら塗装も対象になりますが…。
顔 入る可能性も0ではありませんが、足場代や板金工事の方が多いです。
顔 ほぼでないです。雨樋や屋根の補修で火災保険を申請して、そのお金で塗装工事をする業者がいます。でもこれは詐欺です…。
顔 出ないですね。屋根の葺き替えになら使ったことがありますが。

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