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外壁塗装の原価から見る値引き可能な金額とは?

外壁塗装110番 アドバイザー 鈴木良太

外壁塗装の料金は、原価と人件費の割合が多いので、安ければ良いと言うものではありません。どんなに割引できたとしても総額の10%程度です。値下げ交渉をしすぎて手を抜かれないように気をつけましょう。

外壁塗装の原価を知れば、なぜ割引できたとして総額の10%程度が限界かがわかります。

これが外壁塗装の料金の内訳です。材料費と人件費で約55%かかります。

会社の規模やお客さんの住宅構造によって異なるので一概に言えませんが、平均すると外壁塗装の料金の内訳は、以下のようになります。

※自社職人がいないリフォーム総合店やハウスメーカー、工務店、訪問販売店などは、仲介マージンが入るので、この例は当てはまりません。

仮に塗装店が100万円の工事を1件受注した場合、会社の利益は約20%なので20万円前後になります。この利益から社長の給料や事務員さんの給料、事務所のローンや家賃、車のローンなどが引かれるので、20%あったとしてもあまり残りません。

基本的に、塗料などの条件を変えずに割引すると、会社の利益を削ることになります。100万円のうちの10万円割引と聞くと、割合はそこまで大きくなく感じますが、実際には会社の利益の半分を割引に当てています。

これ以上の割引をするお客さんがいたとしても、業者側も利益から経費を差し引くと何も残らなくなるので、断ることが多いです。もちろん、塗料のグレードを落としたり工夫をして、お客さんの要望に合わせる値引きをすることはあります。

そのような工夫をしないで、この割引が限界を超えた場合でも仕事を引き受けてしまう業者は、どのようなことをするのでしょうか?

限界を超えた割引や元々安過ぎる業者のカラクリとは?

この円グラフを見て、一番注目するべきは、お客さんが支払う外壁塗装の料金は、塗料などの材料費と職人の人件費だけで約55%を占めている点です。この点が、外壁塗装は手抜きが多いと言われるポイントでもあります。

例えば、新車や家電などは、中古ではない限りどこで買っても商品が同じです。そのため、仮に無理やり値引きして販売店が赤字になったとしても、商品が同じなので質にも問題ありません。

それに比べ塗装は、塗料が同じものでも塗装する職人次第で完成が良くも悪くもなります。つまり、無理な値引きを要求してしまうと、手を抜かれる可能性が少なからずあります

手抜きをすると業者の利益はこのように増えます

「外壁塗装の業者は、材料費を安くするために水で薄めて使ったりすることがあるらしい。」もしするとこのようなことを聞いたことがあるかもしれません。これは半分正解ですが、それだけでは説明が足りない点があります。それは人件費の節約です。

塗料は、規定の通り使うと粘着性があるので、ローラーで塗るときに重みがあります。そのため、重労働になるので塗るのに時間がかかってしまいます。

これを規定以上に薄めると粘着性が弱くなり、水のようになり塗りやすくなります。塗りやすくなると、1日に塗れる範囲も多くなるので、結果として職人の作業スピードが速くなり、施工日数が短縮できます。他にも、3回塗りを2回塗りにするというのも同じ理由からです。

これにより材料費と人件費を安くすることで、真っ当な仕事をしている会社にはできない割引をすることがあります。

訪問販売などの割引のカラクリとは?

以上の理由から10%以上の割引は難しいということと、無理な割引を引き受ける業者や安過ぎる業者がやる可能性のある手口は理解できたと思います。

こういう業者とは別に訪問販売をしているような会社の割引にもカラクリがあります。よく「飛び込みで来た業者が今契約をすれば200万円を120万円にします!」というような40%もの割引を受けた。という相談を受けます。

これらの業者の見積書を見ると、外壁の塗る面積が大きく出ていたり、塗料の単価を高めに設定していたりします。つまり、元々高い提示をして見せかけの割引でお得感を演出していますこのような業者の見積り例はこちらです。

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外壁塗装は安ければ良いと言うわけではありません。原価がわかれば、割引の限界がわかり、それを越えた割引がどのようになるかがわかります。

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