クールタイトSiの特徴と価格、実際に使った業者の感想まとめ

TOP > 塗料の種類や特徴 > シリコン塗料の特徴と単価 > クールタイトSiの特徴と価格、実際に使った業者の感想まとめ

更新日：2023/06/28

この記事を評価する

この記事のアドバイザー情報※各タブをクリックすると詳細が見れます

解説者鈴木良太【外壁塗装110番代表】
幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。

宇野清隆【株式会社カルテット代表】
職人暦20年、他の塗装店にも技術などを教えるプロ中のプロ。日本ペイント、アステック、その他の大手塗料メーカーから全国1位の実績と表彰。審査の厳しいホームプロでは、毎年顧客満足優良店に選ばれる。

児玉圭司【株式会社児玉塗装代表】
名古屋市で地元のお客様に愛されて50年。児玉塗装の3代目。16歳の若さで塗装業入りし、趣味も特技も塗装。圧倒的な知識と技術でお客様からの満足度も高い。

クールタイトSiの画像クールタイトSiは、エスケー化研が開発した「超耐久性屋根用遮熱塗料」です。弱溶剤シリコンタイプのクールタイトSiの他に、水性タイプのクールタイトシリコンがあります。

グレードが違うタイプには、弱溶剤フッ素タイプのクールタイトF、弱溶剤ウレタンタイプもあります。

グレードの表記が水性タイプはシリコン、フッ素とカタカナで、弱溶剤タイプはSi、Fとアルファベットの表記になります。

一般的な遮熱塗料は、汚れが付くと遮熱機能が悪くなる弱点がありますが、クールタイトは特殊セラミック成分が配合されているため、汚れが付きにくく遮熱機能が長持ちするのが特徴です。

色も41色と豊富なのも特徴です。遮熱塗料は、JIS認証を取るときに、色相別に審査に通過しなければならないため、多くの色の認証を取ると手間がかかります。クールタイトの41色は各社の同等塗料でトップです。

当サイトで行った塗装業者が選ぶシリコン塗料ランキングでも2位に選ばれました。

クールタイトを塗装する場合は、専用の下塗り塗料を使用します。素材に適した下塗り塗料を使うことで、塗料本来の性能を十分に発揮できるようになります。

下塗り塗料の種類は、以下の3つあります。

下塗り塗料	適応下地
マイルドシーラーEPOホワイト	スレート屋根、薄型塗装瓦（コロニアル、カラーベストなど）
クールタイトプライマー	ガルバリウム鋼板、トタン屋根、カラー鋼板など
水性クールタイトシーラー ※水性の上塗り塗料を使う場合）	スレート屋根、薄型塗装瓦（コロニアル、カラーベストなど）

クールタイトSiには、金属製の屋根で用いられる「クールタイトEL工法」と呼ばれる施工方法もあります。

クールタイトELベースコートという専用の中塗り塗料を使用することで、防食性・遮熱性・遮音性の向上が可能です。

錆びにくくなるので耐久性や美観の維持にも繋がり、さらに夏場の室内温度の上昇を抑えたり、雨音が低減されるメリットもあります。

艶有り、3分艶

薄型塗装瓦、トタン屋根、スレート屋根

6～8年

クールタイトSiのデメリットとして挙げられるのは、耐久性です。前述しているように、耐久年数が6～8年とやや短めで、他の塗料と比べると耐久性に劣ります。

また、汚れが付きにくいため遮熱機能は長続きしますが、他社の遮熱塗料と比べると得られる効果自体は平均的で、クールタイトSiよりも高い遮熱効果を発揮する塗料も存在します。

クールタイトSiは、価格が比較的で安めなので費用面を重視している方にはオススメですが、高い遮熱性や耐久性を求めている場合は、別の塗料を使用するのがいいでしょう。

エスケー化研のサイトに掲載されている材工価格は以下の通りです。実際に施工するときには3回塗りの合計単価で2,400円～2,800円/m2あたりになります。

	シリコン系の中でも耐久性があり、他のメーカーの同等の商品よりも多少安いです。
	一般的な遮熱塗料であり価格もリーズナブルです。
	シリコンの中でも耐候性が良く樹脂も強いです。