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更新日:2019/07/16

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解説者鈴木良太【編集者・サイト管理人】
幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。

雨漏りを防ぐ仕組(防水、雨仕舞)

【この記事の要約】

住宅には、雨漏りを防ぐために様々な工夫が施されています。雨漏りが疑われる場合、構造上どこが問題なのかを把握することと、雨漏り以外の浸水の可能性について知っておくと、対処しやすくなるでしょう。

住宅には「1次防水」と「2次防水」の機能がある

住宅には、雨漏りを防ぐために2段構えの防水機能があり、1次防水、2次防水と呼ばれています。ここでは、それぞれどのような役割があるのかをご説明します。

まず1次防水の機能は、外壁材や屋根材など建物の外から見える部分にあり、雨が降ったら最初に建物を守る役割を担っています。 具体的には、サイディングやモルタルなどの外壁材、瓦やスレート、板金などの屋根材、隙間を埋める役割のシーリングなどです。

経年劣化で1次防水の建材がダメージを受けると、防水性能の低下やひび割れが発生します。すぐに水が侵入するわけではありませんが、放置しておくと雨漏りの原因になります。

次に2次防水の機能は、1次防水と建物の間に施工されています。1次防水で防げなかった雨水が建物内部に浸入しないようにする役割があります。

具体的には、外壁材の下にアスファルトルーフィングやアスファルトフェルト、透湿防水紙、屋根材の下にルーフィングなどの防水シートが施工されています。 雨水の浸入を防ぐ最後の防水機能ですので、ここが浸水すると雨漏りや腐食など建物に致命的なダメージを与える可能性が高いです。

雨水対策の「防水」と「雨仕舞い」の違い

もし雨漏りが発生してしまった場合、1次か2次のいずれか、または両方の補修が必要になります。

1次防水の補修方法は、新たに防水性のある塗膜を形成するための塗装と、シーリングの充填です。塗料やシーリングの耐久年数を目安に、メンテナンスを行うとよいでしょう。

2次防水の補修方法は、既存の外壁材や屋根材を剥がして施工します。そのため、1次防水より大掛かりな工事になり、費用も高額となりますので、雨漏りが生じる前に定期的に点検し、1次防水の補修を早めにしておくことをおすすめします。

このような、防水層やシーリング材などの防水材料を用いて水を止める手法のほかに、雨水対策には「雨仕舞(あまじまい)」という手法があります。

雨仕舞とは、雨水が建物内部に浸入しないよう、適切に水を誘導し、排出する建築手法です。 例えば、傾斜した屋根、外壁からの軒の出、捨て水切りなどです。雨漏りの可能性があるところには雨水を当てない、流さない、溜めないような構造にするためのしくみです。

実際に雨漏りが生じた際にも、補修方法として防水と雨仕舞のどちらか(もしくは両方)の施工がなされますが、材料の浸入箇所の表面を応急処置的にシーリング(防水)で直す場合、シーリングが劣化すると再び雨漏りします。

そのため、「とりあえず原因箇所を埋める」という対処しかしない業者ではなく、雨仕舞のことを熟知している業者に依頼する方が、より適切な修繕をしてもらえる可能性が高いでしょう。

雨漏りに間違えられやすい「すが漏れ」と「水漏れ」

雨漏りは、外壁や屋根、サッシ廻りなどの建物外部から雨水が内部まで進入する現象ですが、これと間違えられやすいのが、「すが漏れ」と「水漏れ」です。雨漏りとは異なりますので、それぞれに適した対処が必要です。

すが漏れとは?

すが漏れは、屋根や軒先の積もった雪が起因の現象です。解けた雪が水となり凍結することによって、水を止めるせきができます。せきができると水が溜まり、屋根材の隙間から水が進入します。進入が繰り返されると、やがて室内まで水が到達します。

すが漏れは、雪を溶かさない対策、積もらせない対策、水を凍らせない対策のいずれかで防止します。

■雪を溶かさない対策
室内からの熱が屋根に伝わることで雪が溶け、水に変わります。そのため断熱材を修繕し、熱を遮ることで対処します。

■積もらせない対策
屋根表面に雪が滑りやすい塗料を散布することで、雪が積もらないようにします。

■水を凍らせない対策
水が凍らないように、先端部分もしくは屋根全体にヒーターを設置します。

水漏れとは?

水漏れは、老朽化や施工不良が原因で、配水管などから水が漏れる現象です。雨漏りやすが漏れと違い、建物内部で発生しているので、漏れている箇所を特定し、直接補修します。

以上のように、浸水の原因や種類を把握しておくと、修理業者に依頼する際に相談しやすくなります。ご自宅の雨漏りの可能性について定期的に点検しておくことが何より大事です。

その他、雨漏り補修に関するお役立ちコンテンツ

雨漏りの原因特定は、専門の業者でなければ難しいです。ここでは、プロの業者が行う雨漏り調査方法の特徴と費用についてご紹介します。

雨漏りが発生するときは、雨水が1次防水と2次防水を突破して起こります。ここでは、1次防水と2次防水の役割を説明いたします。

雨漏りは放置しておいていいことはありません。2次被害にまで拡大すると補修にかなりの費用がかかる可能性があります。ここでは、2次被害にどのようなことがあるのかを説明します。

雨漏りが起こりやすい箇所としては「屋根、ベランダ、雨樋、外壁、窓」があげられます。ここでは、これらの箇所からの雨漏りの主な原因についてご説明します。

シロアリは雨漏りの二次災害として深刻な被害をもたらします。ここでは、シロアリの種類と駆除方法についてご説明します。

築10年以上で雨漏りが生じる可能性があり、定期的なチェックが必要です。ここでは、予防と応急処置についてご説明します。

雨漏りの補修は優良業者を選ぶことが大切です。ここでは、選定方法のポイントと資格についてご説明します。

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