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台風や大雨による建物への影響と事前対策

外壁塗装110番 アドバイザー 鈴木良太

昨今の異常気象で増え続けている大型台風やゲリラ豪雨。このような台風が来るたびに、建物は少しずつダメージを受けていきます。ここでは、台風におけるお家への影響について実例を用いてご説明します。

建物への台風被害の実例

実例01.屋根材(瓦やスレート、トタン)の吹き飛び

築15年以上経過すると、建物の経年劣化による屋根材の痛みが出てきます。よくある事例で、建物と屋根材を繋ぐ金具部分が、夏冬の温度差の影響で伸縮を繰り返し、外れやすくなったところに台風が来て、屋根材が吹き飛んでしまうことがあります。

また、近年、格安住宅等が増え、屋根瓦の手抜き工事の結果、接着が悪く、台風などの強風で瓦が部分的に飛んでしまう事例もあります。

実例02.雨仕舞への影響からの雨漏り

雨仕舞(あまじまい)とは、建物内部に雨水が侵入しない為の防水施工のことを言います。例えば、
・屋根に勾配をつける
・軒(のき)を深くする
・庇(ひさし)をつける
・雨水の流れる経路を作る

などがあります。この部分に、台風などの強風で飛んできた物が当たり、穴が空いたり凹んでしまったりすることで、本来の雨水を排除する機能が失われ雨漏りの原因となります。

また、屋根材の下の防水シートが劣化していたり、スレート等の屋根材にヒビ割れがあった場合、台風の強風を伴う豪雨で、雨水等の水分が建物の構造内に侵入して、室内への雨漏りの原因となります。

実例03.外壁の欠損・損壊・吹き飛び

サイディング等の外壁材や外壁周りで使用している構造材が、台風による強風で損壊してしまうことがあります。

また、外壁の損壊部分から雨などの水分が建物に侵入すると雨漏りの原因になり建物の劣化を早めます。

こうなると、部分的な補修が難しくなり、外壁全体を取り換えるなど大がかりなリフォームになる場合もあります。

実例04.強風で吹き飛んできたものが建物にぶつかっておこる被害

台風などの強風により、近所の建物の破損した物が飛んできたり、木や電信柱などが倒れてきて、お家に当たり破損することもあります。

屋根や外壁に当たると、割れてしまったりヒビ割れが起こります。そこから雨などの水分が入ると雨漏りの原因になります。

また、破損した物が窓ガラスにあたり割れるというケースも多くあります。

事前対策

窓の周辺やベランダ、家の外回りをチェック

植木鉢・バケツ・物干し竿など、屋外にあって固定されていないものは、一時的に屋へ待避させるか、ネットやロープ等でしっかりと固定する。雨戸やシャッターがきちんと閉まるかチェックしておく(雨戸やシャッターが無いガラス窓には、ガラス飛散防止フィルムくを貼っておけば安心です)

屋根のチェック

屋根瓦がずれていないか、ひび割れしていないかチェック。瓦は飛んでしまうと凶器と化します。ご近所さんにも被害を与えない為にも確認が必要です。屋根の上に登ってのチェックなので、専門業者への依頼することをオススメします。

外壁のチェック

外壁にヒビや浮き上がりがある場合は注意が必要です。その隙間から雨水が侵入してしまうので、事前に外壁の補強する必要があります。補修には、専門的な知識が必要になるので、専門業者へ依頼をオススメします。

雨どい・排水溝の掃除

雨どいや排水溝は、ゴミや枯葉等が詰まると雨水が流れなくなります。その状態で、台風が来ると雨水が逆流して屋内に漏れて侵入してくることがあります。事前に掃除をしておくことをオススメします。

火災保険を使って外壁塗装?

台風により建物に被害が出た場合は、火災保険を使って補修することができます。建物と家財それぞれ火災保険適用になりますので、建物自体の損害はもちろんのこと、雨漏り等で家財道具が壊れた場合でも適用されます。しかし、飛んできた物での建物被害においては、「不可抗力」として損害補償が適用されません。

火災保険の種類、プランにもよりますが、損害金額が20万円を超えた場合しか補償の対象とならないということもあります。保険内容によっても全く異なりますので、被害の内容をしっかりと状況把握した上で、補償内容も含め保険会社にご相談ください。

建物ではないですが、お持ちの車の洪水、冠水によって生じた損害については自動車保険の車両保険で補償の対象となります。

台風被害があった後に多いのが「保険金が使える」と言って、リフォームを勧誘する詐欺です。近年トラブルも増加しているので、注意してください。

⇒ 火災保険を使って外壁・屋根塗装をする際の注意点はこちら

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