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更新日:2023/03/21

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解説者鈴木良太【外壁塗装110番 代表】
幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。

宇野清隆【株式会社カルテット 代表】
職人暦20年、他の塗装店にも技術などを教えるプロ中のプロ。日本ペイント、アステック、その他の大手塗料メーカーから全国1位の実績と表彰。審査の厳しいホームプロでは、毎年顧客満足優良店に選ばれる。

児玉圭司【株式会社児玉塗装 代表】
名古屋市で地元のお客様に愛されて50年。児玉塗装の3代目。16歳の若さで塗装業入りし、趣味も特技も塗装。圧倒的な知識と技術でお客様からの満足度も高い。

梅雨に外壁塗装をするときの注意点

【この記事の要約】

梅雨の時期は、一般的に5月から7月までと言われています。地域によっては、6月中旬までの場合もあります。

外壁塗装は、雨が降っていると、雨で塗料が流れてしまったりするので、工事ができません。そのため、春や秋と比べて工期は延びてしまいます。

ですが、ある条件を守れば、梅雨時期でも塗装はできます。このページでは、梅雨時期に塗装する注意点やメリット・デメリットを紹介したいます。

2021年・2022年の梅雨入り梅雨明け状況

以下は、2021年と2022年の梅雨入り梅雨明け状況です。梅雨時期を避けて塗装したい、または梅雨時期の塗装を検討しているという方は参考にしてみてください。

地方地方 2021年 2022年
梅雨入り 梅雨明け 梅雨入り 梅雨明け
沖縄 5月5日ごろ 7月3日ごろ 5月4日ごろ 6月20日ごろ
奄美 5月5日ごろ 7月3日ごろ 5月11日ごろ 6月22日ごろ
九州南部
宮崎県、鹿児島県、種子島、屋久島
5月11日ごろ 7月11日ごろ 6月11日ごろ 6月27日ごろ
九州北部
山口県、福岡県、大分県、佐賀県、熊本県、長崎県
5月11日ごろ 7月13日ごろ 6月11日ごろ 6月28日ごろ
四国
香川県、徳島県、愛媛県、高知県
5月12日ごろ 7月19日ごろ 6月13日ごろ 6月28日ごろ
中国
広島県、岡山県、鳥取県、島根県
5月12日ごろ 7月13日ごろ 6月14日ごろ 6月28日ごろ
近畿
兵庫県、大阪府、京都府、奈良県、和歌山県、滋賀県、三重県
6月12日ごろ 7月17日ごろ 6月14日ごろ 6月28日ごろ
東海
広島県、岡山県、鳥取県、島根県
6月13日ごろ 7月17日ごろ 6月14日ごろ 6月27日ごろ
関東甲信
東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県
6月14日ごろ 7月16日ごろ 6月6日ごろ 6月27日ごろ
北陸
新潟県、富山県、石川県、福井県
6月13日ごろ 7月14日ごろ 6月14日ごろ 6月28日ごろ
東北南部
山形県、宮城県、福島県
6月19日ごろ 7月16日ごろ 6月15日ごろ 6月29日ごろ
東北北部
青森県、秋田県、岩手県
6月19日ごろ 7月16日ごろ 6月15日ごろ -
北海道 なし なし

tenki.jpを参照

施工をする際、業者が気にする注意点

梅雨時期に施工をする業者は、下記の事項を注意しています。

塗面の状態を確認する

作業日の前日が雨だった日は、まず塗装面に湿気がないかを確認します。塗装面に湿気が残っていると、塗料を塗ってもその後の塗膜に不具合が生じる場合があるからです。

もし塗装面に湿気が残っている場合は、晴れていても湿気がなくなってから塗装します。

細かく当日の天候状況を確認する

塗装業者は、作業日の天候状況を逐一確認します。そうしたうえで、作業をするかしないか、作業をする場合は午前だけ、など決めて作業を行います。

また、塗料は湿度が85%以上の時に塗装はできません。そのため、晴れていても湿度が高い場合は塗装しません。

塗料の乾燥時間を守る。

塗料の乾燥時間を守ることは当たり前のことですが、梅雨時期は特に慎重な判断が必要となります。

塗料は乾燥しきってしまえば、その後雨が降っても問題はありません。ですが、乾燥しない間に雨が降ってしまうと塗膜に雨水が含まれ、乾燥後に不具合が生じる場合があります。

そのため、塗装業者は塗料の乾燥時間を考慮して作業を行います。

梅雨時期に塗装するメリット・デメリット

メリット

梅雨時期に塗装するメリットは、次の通りです。

・この時期を避けて塗装するお客様が多いので、思わぬ割引をしてもらえることがある
・すぐに工事を始めてもらえることがある
・気温は高いので、晴れている日は乾燥が早い

デメリット

梅雨時期に塗装するデメリットには、以下の点が挙げられます。

・雨が降ると塗装できない
・工期が長くなる
・再度塗りなおすこともある
・窓を開けられない期間が長い

まとめ

梅雨時期は、やはり雨の日が多いので工期が延びてしまう可能性が高いです。ですが、梅雨時期に塗装を行うお客様は少ないため、思わぬ割引をしてもらえたり、すぐに工事を開始してくれることがあるといったメリットも挙げられます。

ただし、割引や工事時期については、必ず希望通りになるとは限りませんので、まずは業者に相談してみる必要があります。

また、梅雨時期の塗装に関して不安に思う方もいるかと思いますので、しっかりと業者と話し合い、納得したうえで工事を依頼することが大切です。

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