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更新日:2021/10/05

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解説者鈴木良太【編集者・サイト管理人】
幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。

河田憲二氏【株式会社AlbaLink代表】
独学にて不動産賃貸業・不動産売買業の知識を学び大家業、不動産管理業、不動産売買業など不動産関連の会社を数社経営。これまで手がけた物件はシェアハウス、旅館、築古アパート、コワーキングスペース、貸会議室、新築、賃貸併用住宅など多岐に渡る。運営する訳アリ買取PROでは年間3,000件以上の不動産売買に関わる相談を受けている。個人としても自宅用として中古物件・新築物件を取得している不動産の専門家。

【中古物件を買って失敗したことランキング】男女116人アンケート調査

住宅を購入するにあたり、中古物件を候補に入れている人も多いのではないでしょうか。

中古物件には「新築に比べて安い」「実際の家を見てから購入できる」「入居までの期間が短い」などのメリットがあります。

一方で中古物件ならではのデメリットもあり「中古物件を購入したのは失敗だった」と感じる人も。

そこで今回は、中古物件を購入したことがある116人を対象にアンケートを実施。

「中古物件を購入した理由」や「中古物件を購入して失敗したと思ったこと」を聞きました。

【調査概要】

・調査対象:中古物件を購入したことがある方
・調査日:2021年8月19日~9月2日
・調査方法:インターネットによる任意回答
・調査人数:116人(女性64人/男性52人)

中古物件を購入した理由1位は「安いから」

まず中古物件を購入した理由について聞いたところ、回答は以下のようになりました。

6位までをランキング形式で紹介します。

新築ではなく中古物件を選んだ理由の第1位は「安いから」。

予算の都合で中古物件を選んだ人が多いとわかります。

2位以下は「立地がいい」「間取りがいい・広い」と続きます。

9位以下には「すぐ引越したかったから」などの意見もありました。

では具体的な回答を紹介します。

1位 安いから

  • 新築は高くて手が出なかったから(30代男性)
  • ローンや頭金などの予算が限られていたため(40代女性)
  • 資金がなく、今後の生活設計を考えると、新築のローンは厳しいと思ったからです(50代女性)

1位は「安いから」です。

やはり「新築に比べて安い」という点に魅力を感じている人が多いとわかります。

「広さのわりに安い」「低価格で、駅から徒歩圏内だった」など、「広さや立地のわりに割安だから」という意見も。

「収入が低く、借入金額が大きいローンを組めないから」「一戸建てに住みたかったが、新築ではローン審査が厳しかった」という人もいました。

2位 立地がいい

  • なかなか更地で売りに出ない地域で、築年数の浅い物件が売りにでていたため(30代女性)
  • 立地は魅力的だったが、中古しか販売していなかった(50代男性)

「立地がいい」が2位に入りました。

「立地優先で探したら、中古物件になった」というパターンです。

「嫁ぎ先の隣に中古物件があったので購入しました」という回答も。

「中古だったが最寄りの駅から徒歩1分。歩いて行ける範囲にスーパーが4つ、銀行も郵便局も近く立地がすごくよかった」など、周辺環境のよさが理由で中古物件に決めた人もいました。

3位 間取りがいい・広い

  • 希望の間取りが見つかったため(30代男性)
  • 同じ値段でも新築戸建てに比べて敷地面積が広い(40代女性)

3位に入ったのは「間取りがいい・広い」。

「希望の間取りがあった」「予算内で広い家が手に入る」といった回答が寄せられています。

とくに築年数が古い中古戸建ての場合、格安で広い土地付きの家が購入できるケースもあります。

「庭が欲しい」「駐車場がたくさん必要」といったニーズに合った物件が見つかるかもしれません。

4位 気に入ったので

  • 気にいったマンションが中古だったから(30代女性)
  • 純粋に物件内容がよかったので選びました(40代男性)

4位は「気に入ったので」です。

「気に入った物件がたまたま中古だった」というケースですね。

「中古の方が同じ値段でもワンランク上の物件を購入できるから」という意見もありました。

同率4位 完成品が見られる

  • 現物を見られたので(40代女性)
  • 中古なら実物を見て決められるので、中古にしました(60代以上男性)

「完成品が見られる」が同率4位に入りました。

新築物件では、物件の完成前に購入を決めるケースもあります。

しかし中古物件であればすでに建物があるため、外観・内観・陽当たりを購入前に確かめられます。

実際「眺望や日当たりを確認できた」という人もいました。

6位 きれいだった

  • フルリフォームできれいだったから(30代男性)
  • 外観も中もきれいで住みやすそうな家だったので(40代女性)

同率6位は「きれいだった」でした。

築浅できれいな中古物件もありますし、最近では大規模なリノベーションをしてから売りに出す中古物件も多いです。

きれいですし、購入後に自分でリフォーム費用を負担しなくていいのも魅力ですね。

リノベーション費用が上乗せされるというデメリットはありますが「マンションのリノベーション物件で、新築で購入するよりリーズナブルだったから」という意見もありました。

同率6位 リノベーションしたい

  • 中古物件を購入して自分たちの住みやすいように変えていく方が楽しいと思った(20代女性)
  • 内装をリノベーションしたかった(40代男性)

同率6位は「リノベーションしたい」でした。

最近は、「中古物件を購入し、自分好みにリフォーム・リノベーション・DIYしたい」という人も増えています。

「中古住宅を見て回っているうちに、リノベーションのインスピレーションが湧いてきた」「思う存分リノベーションを楽しんでいる」という体験談も寄せられています。

河田憲二氏の考察
中古物件を購入する理由の大半は経済的な理由が多かったですが、たしかに同じ立地、同じ金額で中古物件と新築物件があれば新築を選ぶ人が大半なのではないでしょうか。

ただ、再販事業を営んでいる立場から見ると中古物件を買う方がリセールバリューとの乖離が少ないと考えるのが自然です。もちろん幸せな居住空間を手に入れる目的で不動産を買うのですからそこだけを論点にするのが危険ですが。

また、ランキングには含まれていませんでしたが中古には時間的なメリットも大きいように思います。注文住宅であれば土地を購入してから1年~2年間を設計や建築に費やします。中古であれば購入後、すぐに入居する選択もできますし、住んでいく中でリフォームを検討することも可能です。学区の問題など差し迫っているケースで中古を選ぶ方も多いかもしれません。

中古物件を買って失敗したこと1位は「予想以上に費用がかかる」

続いて「中古物件を買って失敗したと思うこと」を聞きました。

上位7位までをランキング形式で紹介します。

1位は「予想以上に費用がかかる」でした。

2位以下は「汚れ・キズ・劣化が気になる」「設備の不具合」と続きます。

全体的に設備の不具合やキズなどについての不満が多くなりました。

9位以下には「劣化・不具合が早く出てくる」「いわゆる事故物件だった」「住宅ローン控除などの制度面で不利」などの回答が入っています。

なお「失敗したと思ったことはない」と答えたのは1人だけでした。

では具体的な回答を紹介します。

1位 予想以上に費用がかかる

  • 価格が安かったので中古物件を購入しましたが、改修費用が高かったので、結局新築が買えるくらいの金額になってしまいました(20代女性)
  • 新築ではないので、購入後のランニングコストが予想以上にかかったこと。購入後1年以内に給湯器とエアコンが壊れ交換しました(30代男性)
  • 要修理の場所がみつかると、その都度工事費用がかかることです。中古物件ですからある程度覚悟はしていましたが、想定外のことも起こりました(40代女性)

1位は「予想以上に費用がかかる」です。

「修繕費が高くなった」「新築に比べ、メンテナンスにお金がかかる」などの回答が多数寄せられています。

そのため中古物件を購入するにあたっては「補修費用をちゃんと見積もっておく」「外壁や給湯器など、修繕にお金がかかる部分の耐久年数を調べておくべき」というアドバイスもありました。

「住む前に水回りを点検しておくこと。我が家は不動産屋さんが親切に点検してくれて、売主に相談して入居前に工事してもらえました」という体験談もありました。

2位 汚れ・キズ・劣化が気になる

  • 床などに細かな傷が見つかったときに、失敗したなと思いました(20代男性)
  • 居住中に内覧しました。引き渡し後に家具家電がない状態で見ると、内覧時には隠れていた部分の損傷や汚れが多く見られたので、残念に思いました(30代女性)
  • リノベーションしたのでパッと見はキレイなのですが、細かい部分や見えない所に経年の劣化があります(40代男性)

「汚れ・キズ・劣化が気になる」が2位に入りました。

「扉が閉まりにくい」「購入前には気づかなかった壁紙のシミが気になる」などの回答が寄せられています。

「物件を見るときは、遠慮せずに時間をかけて見させてもらうべき」「扉や窓の開け閉めをしてみたり、隅々まで確認したほうがいい」などのアドバイスをくれた人も。

「居住中だと見られない部分があるので、焦らず空っぽになってから内覧するほうがいい」という意見もありました。

3位 設備の不具合

  • 設備が中古のため、傷がついていた(30代男性)
  • 長い間使われていなかったので、水回りの配管がボロボロでした(40代女性)
  • IHなど、設備の不具合が起こりやすい(50代女性)

3位に入ったのは「設備の不具合」。

「購入時は大丈夫だったが、購入翌年からいろんな設備で不具合が起きはじめた」という人も。

とくに「水回りの設備で不具合が起きた」という声が目立ちました。

「水周りや床周りなど、表面上きれいに見えるところも念入りにチェックしたほうがいい」「水道管の状態など、部屋以外の建物や内部についても注意すべき」というアドバイスも寄せられています。

4位 瑕疵(かし)があった

  • 脱衣所にシロアリが発生した(20代女性)
  • 見た目ではわかりにくい雨漏りなどの欠陥があった(30代男性)

4位は「瑕疵(かし)があった」です。

中古物件における瑕疵とは、経年劣化とは認められない「家の欠陥」のことで、雨漏り・シロアリ・土壌汚染などを指します。

「購入した中古物件に瑕疵があった」という人たちからは「目につきにくいところも購入前にしっかりチェックすべき」「買ってからではどうにもならないことがあるので、購入前に仲介業者に細かく質問すること」などのアドバイスが寄せられています。

5位 近所付き合いの苦労

  • 昔から住んでいる方が多く、人付き合いに苦労しました(30代女性)
  • 隣の住人について調べなかったことは失敗でした。隣人夫婦は二人とも夜型生活で、生活音で子どもが夜眠れなくなってしまいました(40代女性)

5位にランクインしたのは「近所付き合いの苦労」です。

「近隣住民とのトラブルがあった」「周辺に年配の人しか住んでいない」などの回答がありました。

近所付き合いについては「隣近所とはあまりおつきあいしないからと言っても、まったく調べないのは無謀」「マンションの場合、管理人さんはどんな人かなどもリサーチしたほうがいい」というアドバイスも。

また「前居住者と近隣住民との近所付き合いがうまくいってなかった場合、入居後ご近所さんから強くあたられる」という回答も寄せられています。

同率5位 立地・周辺環境に不満

  • 小学校と中学校がとても遠いので、子どもたちの通学に時間がかかり大変でした(40代女性)
  • 購入してからわかったのですが、隣の工場が予想以上にうるさかった(50代男性)

「立地・周辺環境に不満」が同率5位。

住みはじめてから騒音や空気の悪さなどに気づいたという意見がありました。

「家の中のことも大切だが、立地条件や日当たりなど、絶対に変えられないものを優先して選ぶべき」というアドバイスも。

またマンションなどでは「民泊に使われていないか確認したほうがいい」という意見もありました。

7位 カビ・湿気がひどい

  • 断熱材が不十分でカビが生えやすい(30代女性)
  • カビがひどい。浴室などあっという間に生える(40代女性)

7位は「カビ・湿気がひどい」でした。

古い住宅で断熱材が適切に施工されていないと、湿気やカビが発生しやすくなります。

「床に断熱材が入ってないのか、冬は湿ってきて滑りやすい」という体験談も。

湿気やカビは家の劣化にもつながります。

中古住宅購入時には断熱性能の調査をしたうえで「断熱リフォーム」を検討するのもいいかもしれません。

同率7位 使いにくい間取り・デザイン

  • 寝室が広すぎたり、ムダな廊下があったり、変な設計だった(30代女性)
  • 間取りについて、使いにくい、住みにくいと感じる点がある(60代以上男性)

同率7位は「使いにくい間取り・デザイン」でした。

「間取りがライフスタイルに合っていない」「作り付けの家具のデザインが古い」などの回答が寄せられました。

フルリフォーム前提ならいいですが、間取りをそのまま使う場合には使い勝手がいいかを確認する必要がありますね。

またリフォームするにしても「家自体が古く、排水管やキッチンなど規格に合うものが少なく、おしゃれなものがなかった」というケースもあるので注意が必要です。

河田憲二氏の考察
中古物件を買って失敗したランキングの1位は「費用がかかる」という結果でしたが、そのあとに続く「劣化」、「不具合」、「間取り」などもお金をかければ解決できる問題と言えます。物件選びの時は後悔しないように妥協できる範囲を明確にし、気になる箇所は修繕をいれておくことが大切です。

ただ、カビや湿気、季節が変わった時の環境などは一度や二度の内見ではなかなかわからない部分もあります。物件の状態や近所の方の雰囲気など、可能な限り下調べをして購入することをおすすめしますが、あくまでも中古は中古です。中古物件を買うと決めた以上、築年数に伴う劣化とは付き合っていく覚悟も必要になるかもしれません。

まとめ

中古住宅を購入した116人にアンケートを実施したところ、「新築ではなく中古物件を購入した理由」第1位は「安いから」でした。

そして「中古住宅を購入して失敗したと思ったこと」第1位は「予想以上にお金がかかる」。

「購入価格と改修費用を合わせたら、新築が買えるくらいの金額になった」という人もいました。

「購入価格が安い」という理由だけで中古住宅の購入を決めるのではなく、修繕費がどれくらいかかりそうかも考慮して決めるべきですね。

「後々どれくらいのメンテナンスが必要になるか見極めて、あまり状態の悪い物件は買わない方がいい」というアドバイスもありました。

河田憲二氏の考察
購入した理由、失敗した点の両方で金銭的な理由が1位にランクインしたのは必然なのかなと思います。不動産という大きな買い物をする判断軸に「金銭的に損をしたくない」というのが大きいのでしょう。

中古物件と一言に言っても、売主が住んだままの状態で売り出している中古物件と我々のような再販業者がリフォームをした状態で売り出している中古物件があります。初めて物件を買う時にはリフォームにどれだけ予算を見ておけばよいのかもわからないのでフルリフォームなど大規模な修繕が必要な物件はより一層注意が必要です。

後悔しない為のポイントとして、「自分が不動産を買う目的を明確にする」→「妥協できるポイントと予算を明確にする」というのがとても大切です。家を買うこと自体が目的になってしまうと妥協できないはずなのに買ってしまうことにもなりかねません。

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