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更新日:2021/10/14

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解説者鈴木良太【外壁塗装110番 代表】
幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。

【家なんて買わなければよかった…と思う瞬間ランキング】男女457人アンケート調査

「マイホームを購入するのが夢」「マイホーム購入のために仕事を頑張っている」という人も多いのではないでしょうか。

しかし実際マイホームを購入した人の中には「家なんて買わなければよかった」と後悔している人も。

大きな買い物だからこそ、失敗や後悔はしたくないですよね。

そこで今回は男女457人を対象にアンケートを実施。

「家なんて買わなければよかったと思う瞬間」を聞きました。

【調査概要】

・調査対象:家を購入したことのある方
・調査日:2021年8月19日~9月1日
・調査方法:インターネットによる任意回答
・調査人数:457人(女性251人/男性206人)

家を購入したきっかけ1位は「ライフステージの変化」

まず、マイホーム購入のきっかけを聞いたところ、回答は以下のようになりました。

上位8位までをランキング形式で紹介します。

家を購入したきっかけ第1位は「ライフステージの変化」でした。

2位以下を大きく引き離しており、結婚・子どもの誕生などをきっかけに家を買う人が多いとわかります。

2位以下は「家賃がもったいない」「いい家・土地を見つけた」と続きました。

9位以下には「年齢的にそろそろと思った」「社宅に入居できる期間が終わるから」「両親との同居のため」などが入っています。

では具体的な回答を紹介します。

1位 ライフステージの変化

  • 結婚を機に購入しました(女性、購入時22歳)
  • 子どもが3人になり、2DKの賃貸住宅では狭くなったため(男性、購入時35歳)
  • 子どもが小学校に上がったのがきっかけ。転校させたくなかったので(女性、購入時40歳)

1位は「ライフステージの変化」です。

「結婚した」「子どもが生まれた」「子どもが学校に入学した」など、ライフステージの変化がきっかけでマイホーム購入を決めた人が多数となりました。

「妊娠を機に、出産後に備えて広い部屋に移りたかったため」「子どもが小学生になるのにアパートに机が置けなかったため」などの回答が寄せられています。

「家族が増えて賃貸では手狭になった」「子どもが生まれたことで将来について考えた」などがきっかけで、マイホーム購入に至る人が多いようです。

2位 家賃がもったいない

  • アパートの家賃を払い続けるのがもったいないと思った(女性、購入時27歳)
  • 「高い家賃より、ローンを払おう」と思ったのがきっかけ(女性、購入時30歳)
  • アパートの家賃と住宅ローンの返済金額を比較してみて、アパートの家賃と住宅ローンの返済金額があまり変わらなかったため(男性、購入時32歳)

「家賃がもったいない」が2位に入りました。

「家賃を払い続けてアパートに住むことがもったいない」「家賃を払い続けるよりローンを払うほうがいいと思った」という声が寄せられています。

家賃負担の見直しをきっかけに、家を購入する人もいるとわかりました。

「家賃が高く、家賃とローン支払いの額がほぼ同じだったので」という回答も複数ありました。

3位 いい家・土地を見つけた

  • 当時住んでいた賃貸よりも駅に近く住みやすい場所が売りに出ていた(女性、購入時32歳)
  • 実家の近くにいい物件が出たので、立地と間取りが気に入り購入しました(女性、購入時36歳)
  • 妻の実家の近所に更地販売しているところがあったため(男性、購入時40歳)

3位に入ったのは「いい家・土地を見つけた」です。

「賃貸か迷っていたが、ちょうどいい物件があったので」「住みたい場所に中古物件を見つけたから」などの回答がありました。

なかには、「10年間狙っていた土地が売りに出されたから」という人も。

「札幌市勤務のとき、梅雨のない爽やかな気候が気に入り購入しました」という体験談もありました。

4位 家族の希望

  • 夫が「自宅で仕事をしたい」と言い出したが、当時住んでいたマンションでは難しかったため(女性、購入時33歳)
  • 妻が「社宅が古くて不便で嫌だ」といったから(男性、購入時40歳)

4位は「家族の希望」です。

「妻の昔からの念願のマイホームだったから」「夫が一戸建てに住みたがっていたため」などの回答が寄せられました。

家族がマイホーム購入を希望した理由としては「今の家に不満がある」「庭がほしい」「ずっと欲しがっていた」など。

「社会勉強のつもりでモデルルームに行ってみたら、夫がマイホーム購入に本気になってしまった」という体験談もありました。

5位 将来を考えて

  • 歳を取ったときに家賃の支払いをしたくなかった(男性、購入時25歳)
  • 高齢になった時、賃貸だと家探しが大変になると思ったから(男性、購入時36歳)
  • 50歳を過ぎて、老後のことを考えて使い勝手のいい家が欲しいと思った(女性、購入時53歳)

「将来を考えて」が5位に入りました。

「老後に家賃負担のない家が欲しかった」「将来を考えると買った方がいいのかなと思った」「将来自分の親を引き取りたいから」などの回答が寄せられています。

「妻の将来計画の一部として、マイホーム購入が組み込まれていた」という人もいました。

6位 前の家への不満

  • 賃貸で住んでいたマンションが気に入らなくて「せっかく引越すなら購入して落ち着こう」と思った(女性、購入時30歳)
  • 前の家が手狭になったから(男性、購入時40歳)

6位にランクインしたのは「前の家への不満」です。

「前の家が手狭になってきた」「日当たりが悪かった」などの不満がきっかけでマイホームを購入したという体験談が寄せられています。

「賃貸でキズや汚れが付かないように気をつけて生活するのが窮屈だった」という人も。

「賃貸のセキュリティに不安を覚えた」という体験談もありました。

同率6位 資産が欲しくて

  • 「将来子どもに残せるものを」と思い購入しました(男性、購入時23歳)
  • 住宅業界に勤めていたので、ゆくゆくは資産として不動産を所有したいと思っていました(女性、購入時31歳)

同率6位は「資産が欲しくて」でした。

「お金を払うなら賃貸よりも分譲で自分の財産になるほうがいいと思った」「子どもに資産を残したかったから」などの回答が寄せられています。

「将来的に賃貸としても活用できると考えた」という人も。

また「バブル期だったので資産価値が上がると思いました」という回答もありました。

8位 憧れ・夢だった

  • 戸建てに憧れがあったため(女性、購入時22歳)
  • マイホームを持って優雅な生活を送りたかった(男性、購入時31歳)

8位は「憧れ・夢だった」でした。

「マイホームを持ちたいと前々から思っていた」「ずっと賃貸住まいだったので、持ち家が欲しかった」などの回答が寄せられています。

「結婚して家を買うのが夢だった」など、結婚と住宅購入をセットで目標としていた人もいました。

マイホーム購入の平均年齢は32.3歳

続いて、家を購入したときの年齢を聞いたところ、結果は以下のようになりました。

家を購入したときの平均年齢は32.3歳。

分布図でも、30代前半までに買った人が多いとわかりました。

最年少は20歳の男性で、マイホーム購入のきっかけは「結婚」でした。

家なんて買わなければよかった思う瞬間1位は「ローン返済が苦しいとき」

最後に「家なんて買わなければよかったと思う瞬間は?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。

8位までをランキング形式で紹介します。

「家なんて買わなければよかったと思う瞬間」第1位は「ローン返済が苦しいとき」でした。

2位以下は「メンテナンスが大変なとき」「近所付き合いが面倒なとき」と続きます。

全体を見ると、「ローン」「メンテナンス」「固定資産税」など、住宅購入や維持にかかるお金や手間によって後悔している人が多いようです。

9位以下には「簡単に転職できない」「家を買ったあとに転勤・引越しすることになった」などが入りました。

では具体的な回答を紹介します。

1位 ローン返済が苦しいとき

  • 収入が安定せず、ローン返済の返済額がなかなか減らず、借り入れの利息が高いなと思うとき(女性、購入時28歳)
  • 自営業なので、経営悪化により収入が減ったとき(男性、購入時35歳)
  • 給与が減額され、ローンの支払いが思っていたより厳しくなったこと(女性、購入時40歳)

1位は「ローン返済が苦しいとき」です。

「毎月の住宅ローン支払い時に思う」「とくにボーナス月に思う」という声があがりました。

「住宅ローンの返済に回す金額が増えるため、自由に使える金額が減ってストレス」という回答も。

「家を買ってから夫の給与が下がった」「解雇された」「収入が思ったほど増えていない」といった理由でローン返済が厳しくなっているという人もいました。

2位 メンテナンスが大変なとき

  • 設備が壊れたとき。高額の費用を自分で負担しなければならない(女性、購入時31歳)
  • 家全体の掃除をするとき。「広いと大変だなぁ」と思う(女性、購入時33歳)
  • 中古で買ったので、修繕費やメンテナンスに思ったよりも費用がかかってしまう(男性、購入時37歳)

「メンテナンスが大変なとき」が2位に入りました。

「建物や設備の維持にお金がかかる」「メンテナンスの時期を自分で見極める必要がある」「掃除や庭の手入れに手間がかかる」などの声が寄せられています。

「建売で購入をしたのですが、安い作りのせいか修繕にかかる費用が多い」「中古住宅だったので、毎年あちこち補修が必要」などの体験談も。

「アパートであれば敷地内の手入れは管理人がやってくれたので、買わなければ良かったと思うことがあります」という意見もありました。

3位 近所付き合いが面倒なとき

  • ご近所付き合いが面倒だと感じるとき(女性、購入時27歳)
  • マンション内の騒音に悩まされたとき(女性、購入時32歳)
  • 地域の行事に無理やり参加させられることです(男性、購入時39歳)

3位に入ったのは「近所付き合いが面倒なとき」。

「隣家とトラブルがあったとき」「隣人の騒音に悩むとき」「地域の住民と価値観が合わないとき」などにマイホーム購入を後悔するという声が寄せられました。

マンションでは「管理組合での人間関係が大変」、戸建てでは「町内会が面倒」「元から住む住人たちに、ゴミ集積場を使うなと言われる」という声も。

「家を購入する際は、エリア独自のルールなどを確認してから購入すべき」というアドバイスもありました。

4位 固定資産税を払うとき

  • 賃貸にはない固定資産税を払う際は、家なんて買わなければよかったと思ってしまいます(女性、購入時26歳)
  • 固定資産税が思ったより高かった(女性、購入時32歳)
  • 固定資産税を払うとき。高すぎます(女性、購入時36歳)

4位は「固定資産税を払うとき」です。

固定資産税は土地や家屋にかかる税金です。

3年に1回見直しが行われ、不動産価格が上昇すると固定資産税の負担は増える仕組みになっています。

「なんでこんなに税金を払わなければならないのかと怒りがこみ上げてきます」という人もいました。

5位 家族構成が変わったとき

  • 子どもが1人のときに買いましたが、今は3人の子どもがいます。3人子どもがいるなら一戸建ての方がよかったなと思っています(女性、購入時30歳)
  • 子どもが成長して家を出ていき、広い家が必要なくなったとき(男性、購入時32歳)

「家族構成が変わったとき」が5位に入りました。

「子どもが生まれるなどして家族が増えた」パターンと、「子どもが独立するなどして家族が減った」パターンがありますね。

また「離婚したとき。処分や手続きが面倒で、マイホーム購入を後悔した」という回答も複数ありました。

6位 引越したいとき

  • ふと、「ここにずっと住むのか」と思うとき(男性、購入時29歳)
  • この土地にずっと住みたくないと思ってしまったとき(女性、購入時36歳)

6位にランクインしたのは「引越したいとき」です。

マイホームを購入したあとに家族構成が変わったり、周辺環境が変わったりして引越したいと思うこともありえます。

しかし「引越したくても、家が売れないと引越せない」など、「引越しのハードルが賃貸より高くなる」と感じる人が多いようです。

「簡単には引越しできないと思うと賃貸でもよかった」「家を建てると場所に縛られる」などの意見もありました。

7位 家が気に入らないとき

  • 家の使い勝手が悪いとき。「賃貸でいろんなパターンを経験すればよかった」と思います(女性、購入時27歳)
  • 意外に以前の住まいとあまり変わらない広さだと気づいたので、これなら買わなければよかったなと思いました(男性、購入時39歳)

7位は「家が気に入らないとき」でした。

間取りや性能の面で不満が出てきたときに、マイホーム購入を後悔するという意見です。

「建売の家を購入したため、自分にとっての使い勝手が悪い」「生活してから、不便に感じるスペースや間取りが出てきた」などの回答が寄せられています。

「戸建てを買ったが、ずっとマンション住まいだったので2階建てに馴染めなかった。あらためてマンションを買った」という人もいました。

8位 立地に不満をもったとき

  • 通勤が思ったよりも大変だったとき。今は慣れたが、通勤時間が30分増えるのは苦痛だった(男性、購入時30歳)
  • 近所に大きな音を出す業者が入ってしまい、具合が悪くても静かに寝られないとき(女性、購入時35歳)

8位は「立地に不満をもったとき」でした。

「駅から家までが遠い」「通勤時間が長いので、仕事で疲れているときに後悔する」など、通勤を考慮した場合の立地についての意見が目立ちました。

また「日当たりが悪い」「大通りに面しているのでうるさい」などの不満を持っている人も。

「小学校と中学校がとても遠いので、学校まで子どもを迎えに行くときに思う」という回答もありました。

まとめ

男女457人を対象にアンケートを行った結果、「家を購入したきっかけ」第1位は「ライフステージの変化」でした。

結婚や子どもの誕生・成長をきっかけにマイホームを購入した人が多いとわかります。

マイホームを購入したときの平均年齢は32.3歳で、30代前半までに家を買う人が多いこともわかりました。

そして「家なんて買わなければよかったと後悔する瞬間」第1位は「ローン返済が苦しいとき」です。

「無計画に勢いで購入してしまった」「収入が思ったほど上がらなかった」などの理由で、返済に苦労している人が多くいました。

「もっと子どもが大きくなってから買ったほうがよかった」「もう少し調べてから買えばよかったと後悔」などの意見も。

大きな買い物ですから、冷静に情報を集め、後悔のない家選び・家造りをしたいものですね。

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