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外壁塗装のDIYはお勧めできない4つの理由

外壁塗装110番 アドバイザー 鈴木良太

DIYとは「Do It Yourself」の頭文字を取ったもので「自分でやる」という意味です。少し前までは日曜大工などと言われていました。内装を塗り替えたり、棚をDIYすることは問題ありませんが、外壁塗装の場合は注意が必要です。

その理由には、以下のことがあります。
・危険(怪我をすることがある)
・長持ちしない
・時間がかかりすぎる
・長い目で見ると高くつく

当サイトに参加している優良業者にもアンケートを取りましたが、誰一人としてDIYをオススメしている方はいませんでした。

優良業者20社へのアンケート結果、95%の業者はお勧めしないと回答

上記のグラフは、当サイトに参加している業者にアンケートを取った結果です。ほぼ全ての業者が「お勧めしない」と回答しました。「場合によってはあり」と答えた業者も「基本的にはお勧めしないが、自分でこういう作業をするのが好きという方ならあり」という回答でした。

以下では、お勧めしない理由を詳細にまとめています。また、DIYした方から聞いた後悔エピソードも掲載しています。

お勧めしない理由

危険

家の高さは、2階建てで7~9mです。その為、プロの職人でも足場を使い高いところを塗装します。足場は個人で借りると30日で20~25万円もします。そのため、DIYではハシゴや脚立を使う方が多いのですが、しっかりと固定されていないなどの理由から倒れて怪我をすることがあります。また、屋根を塗装する際に落ちる方もいます。

少し古いデータになりますが、日本塗装工業会が平成17年に発表した「塗装工事における事故の種類別死者数」によると、全体の事故者数777人なのに対して、墜落や転落による事故は553人(全体の71.2%)です。建設業全体の場合は、墜落・転落事故は全体の35%なので、塗装業がいかに危険かがわかるかと思います。

また、エアコンの室外機やボイラーを養生したまま稼働させると、排気ができずに爆発することもあります。

実際にあった話
「ハシゴから落ちて骨折した…。最初から業者に依頼していればよかった。」
「屋根に乗って塗装していたときに、つまずいて落ちそうになってヒヤっとした。」
「塗装中にハシゴがずれて塗料をこぼしてしまった。」

長持ちしない

ホームセンターで売っているDIY用の塗料は、初心者でも扱いやすいという利点もありますが、プロの業者が使っている塗料に比べると耐久性が劣ります。同じシリコン系の塗料だとしてもDIY用は耐久年数は劣ります。

アマゾンや楽天などのネット通販では、業者が使う塗料と同じものを買えますが、初心者だと塗料をメーカーの規定通りの厚みで塗るのは難かったり塗り残しやムラになります。そのため、塗料が持つ本来の耐久性が発揮できず、期待していたよりも長持ちしないことがあります。

実際にあった話
「自分ではしっかり塗装できていたと思ったのに、塗装後1年で剥がれてきた…」
「ただ塗るだけかと思ったら以外に難しくムラが目立つようになった。」

時間がかかりすぎる

延床面積30坪の住宅で、外壁と屋根塗装を業者に依頼すると「洗浄」→「養生」→「下地処理」→「下塗り」→「中塗り・上塗り」という工程で作業して14~20日かかります。これを一人で行うと作業日が何日取れるかにもよりますが45~60日かかります。

実際にあった話
「最初は楽しく塗っていたが、毎週土日だけの作業になるので全然終わらず、業者に依頼しました…。」
「一人でコツコツと作業をしていたので2か月近くかかりました…。」

長い目で見ると高くつく

ホームセンターで買う塗料は、業者が使う塗料よりも安いので、短期的に見れば安く施工できます。しかし、施工後の耐久年数を考えると、DIYの場合は次の塗替え間隔が短いので、小まめに塗装する必要があります。

また、ホームセンターの塗料を使ってしまうと、その上から業者が使う塗料は使えないので、次回の塗替え時に業者に頼むと作業の工数が増え高くなる可能性があります

実際にあった話
「屋根を自分で塗装したが直ぐに剥がれてきてしまい、塗り直しで業者に依頼したがケレン作業に時間がかかり通常より高くなってしまった。もう2度と自分でやるのは止めようと思いました。」

DIYに必要な道具と値段

自分で塗装する場合は、以下の道具を用意しなければなりません。塗料のグレードにもよりますが、全て揃えると20~30万円かかります。

水洗い

塗装する前に、建物に付いたホコリや旧塗膜などを洗い流すために高圧洗浄で綺麗にします。この作業をしっかり行わないと、どんなに塗料をしっかり塗っても早期の剥がれの原因になります。

家庭用の高圧洗浄機だとケルヒャーで2万円前後です。「高圧洗浄機は高いから買いたくない」という方は、バケツに水を入れブラシでこするしかありませんが、時間がかかります。

・高圧洗浄機:10,000~20,000円
外壁や屋根の塗装面を水で洗い流すための機材。

・ブラシとバケツ:1,000円

足場

DIYをしようと思う方の大半が、業者に依頼するより安くしたいという思いがあると思います。プロが使うピケ足場を個人でレンタルすると30日で25万円前後になり現実出来ではないので、はしごか脚立での作業になります。

・はしご:5,000~15,000円
・脚立:5,000~10,000円

養生

養生は、窓など塗料が付くとダメな部分をシートで保護するものです。養生が雑だと仕上がりが悪くなります。

・マスカー:幅300mmx長さ25mmで180円前後、幅1800mmx長さ12.5mmで230円前後
マスキングテープと養生シートが1つになったもの。値段はサイズによりバラバラです。

・テーププライマー:1,000円
コンクリートなどのテープが付着しにくい面にマスキングテープを付着させるプライマー。

・ラスター:150~500円
細かい箇所のホコリなど取り除くときに使う小さい刷毛。

・ガムテープ:100円

塗料

塗装の耐久年数を決める重要な塗料。ウレタン、シリコン、フッ素などがあります。

・下塗り塗料(シーラー・フィラー):4,000~11,000円前後(15kg)
下塗りは、中塗り上塗りの付着をよくするために1回目に塗ります。3回塗りの1回目になります。ホームセンターで売っている上塗り塗料には、シーラーが必要ないタイプもありますが、耐久性は悪くなります。

・中、上塗り塗料:グレードや商品により価格がバラバラ
下塗り後に、2回目の中塗り、3回目の上塗りをして完成になります。

塗るのに必要な道具

・ローラーバケットセット:約3,000円
塗料を入れる四角いバケツのようなもの。このバケットに塗料を入れてローラーに付けます。網目状のネットが付いていて、ローラーに付き過ぎた塗料を落とすのに使います。

・刷毛:200~500円
細かいところを塗る道具。

・ローラー:700~1,000円
広い面積を塗る道具。

・サンドペーパー:150円
鉄部のケレンに使うヤスリ。ケレンとは表面に傷を付ける作業で塗料の付着をよくする作業です。

・コーキング材:200~700円(300ml)
サイディングの目地部分やや窓枠部分に使われるゴム状の材料。

・バックアップ材、ボンドブレイカー
コーキング材の3面接着を防ぐための道具。溝が深い目地の場合はバックアップ材を使い、溝が浅い場合はボンドブレイカーを使います。

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