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更新日:2024/02/23

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解説者鈴木良太【編集者・外壁塗装110番代表】
幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。

雨漏り診断士とは?雨漏り調査・修理に関する資格

【この記事の要約】

雨漏りの修理業者を探す際は、資格の有無も重要なポイントとなります。資格を持っている業者であれば、信頼性の高い業者と言えるでしょう。

このページでは、雨漏り調査や修理に関する資格にはどのようなものがあるのか、業者を選ぶときの注意点などについて説明いたします。雨漏りは緊急性の高いトラブルですので、万が一のときに備えて基本的な知識を身につけておくと安心です。

雨漏り診断士とは

雨漏り診断士は、NPO法人雨漏り診断士協会が試験を実施している民間の資格です。定期的な講習会も行われています。

受験資格に特別な条件はなく、試験当日に満20歳以上であれば試験を受けられます。試験内容は次の5つです。

1.建物の基礎知識
2.雨仕舞いの基礎知識
3.防水・塗装の基礎知識
4.雨漏り診断の基礎知識
5.雨漏り診断の実例・実務

試験に合格した者には、登録番号が記載された顔写真付きの資格証が発行されます。雨漏り診断士の資格を保有している人であれば、建物の構造や雨漏り調査に関する知識を持っていると言えるため、安心して調査を任せられるでしょう。

雨漏りに関する資格

雨漏り診断士以外にも、雨漏りに関する資格として次のようなものが挙げられます。

雨漏り鑑定士

雨漏り鑑定士は、一般社団法人 雨漏り鑑定士協会が試験を行っている民間資格です。受験資格は20歳以上で、実務経験3年もしくは建設に関する国家資格を有するものとされています。

試験内容は建物の基礎知識、雨漏り鑑定の実務、関連法規などから出題され、正しい雨漏り調査の方法を理解しているか、雨漏りを未然に防ぐ知識と技量を持っているかを判定します。

上記の雨漏り診断士と同じく、試験の合格者には登録番号と顔写真が記載された認定証が発行されます。

瓦屋根工事技士

瓦屋根工事技士は、全日本瓦工事業連盟が試験を実施している資格です。瓦に関する知識や技術を有していることを証明するもので、設計・施工・品質管理なども適切に行える者に与えられます。

試験の際は研修会もあわせて受講することを推奨しており、令和4年度の合格者は受験者83人中45人で、合格率は54.2%という結果となっています。

屋根材が瓦の場合は、このような瓦に特化して資格を持っている業者に相談するのがいいでしょう。

屋根外装調査士

屋根外装調査士は、全日本鈑金工業組合連合会/一般社団法人日本建築板金協会が認定している資格です。

屋根・外壁・雨樋に関する知識や技術を有している証であるため、この資格を持っている業者であれば調査内容や修理方法をわかりやすく提案してくれるでしょう。

登録建築板金基幹技能者

登録建築板金基幹技能者は、日本建築板金協会が実施している試験で、国土交通省認定の資格となります。受験するには、以下の全てを満たす必要があります。

1.建築板金工事の現場で10年以上の施工経験がある
2.うち3年以上の職長経験がある
3.下記の5つの資格を全て有している
・建築板金一級技能士
・職長・安全衛生責任者教育講習修了者
・アーク溶接作業特別教育修了者
・玉掛技能講習修了者
・高所作業車運転技能講習修了者

登録建築板金基幹技能者は上級職員に位置づけられる技能者・技術者のことを指し、技術力だけでなく施工管理、品質管理、原価管理、安全管理等のマネジメントができる能力も必要とします。

そのため、この資格を持っている職人は非常に信頼性が高く、安心して施工を任せられると言えます。

一級建築板金技能士・二級建築板金技能士

建築板金技能士は、各都道府県の職業能力開発協会が試験を実施しているもので、厚生労働省認定の国家資格となります。

建築板金とは、金属板を加工して屋根材や外壁、ダクト、水回りなどに使われる建築部材を作ることを指します。板金は建物のあらゆる部分に用いられているため、建築板金技能士を保有している人であれば修理の際も安心して任せられます。

また、建築板金技能士は一級~三級まであり、順に上級者、中級者、初級者と位置付けられています。そのため、資格の有無をチェックする際は、一級または二級の資格を持っている職人を選ぶのがいいでしょう。

一級建築士・二級建築士

一級建築士・二級建築士は、都道府県知事が認定している国家資格です。一級と二級の大きな違いは、設計できる建物の規模と構造です。

一級の場合は制限が無く、小規模な建物から競技場などの大規模な建物まで設計することが可能です。

対して二級の場合は、高さ13m・軒の高さが9m以下の建物のみに限定されます。簡単に言うと、戸建て住宅程度の規模までしか設計できないということです。建築士の中には、戸建て住宅を専門的に取り扱うために、あえて二級建築士のみ取得しているケースもあります。

設計に携わる一級建築士・二級建築士であれば建物の構造を熟知しているため、雨漏りの調査・修理の際にもその知識や経験を活かすことできます。

一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士

一級施工管理技士・二級施工管理技士は、国土交通省は認定している国家資格です。そもそも施工管理技士とは、現場の施工管理や安全管理、品質管理などを行う責任者のことを指します。

一級と二級の違いは、管理できる工事の規模です。

一級の場合は、特定建設業の「監理技術者」として認められるため、大規模な工事でも現場を監督することができます。特定建設業とは、1件で4,000万円以上の工事を下請けに出す、もしくは6000万円以上の建築一式工事を下請けに出す際に許可が必要となる工事のことです。

二級の場合は「専任技術者」と認められ、上記の特定建設業には当てはまらない一般建設業の管理を行うことが可能です。

建築施工管理技を持っている職人は、施工に関する知識や技術を持っているだけでなく、責任者として能力も有している証明と言えるため、安心感があります。

雨漏りの修理業者を選ぶときのポイント

ここまでご紹介してきた通り、雨漏りや建築に関する資格は数多くあります。業者選びの際は、業者の実績とあわせてどのような資格を持っているのかも確認しておくと、より優れた業者を見つけることができます。

ただし、業者の中には資格を持っていると嘘をつく、似たような名称を出して持っているように思わせるような悪徳業者もいるので注意が必要です。もし疑わしい場合は、資格証を見せてもらったり、登録番号などを確認してみるようにしましょう。

また、資格保有者が調査・修理してくれるのかも聞いておくことが大切です。例えば、「雨漏り診断士が在籍しています」等と謳っている場合でも、実際にその人が担当してくれるかはわかりません。

雨漏りは緊急を要するため焦ってしまうかもしれませんが、雨漏りを完全に直すためには優良な業者に依頼することが重要となるため、しっかりと業者の実績や対応を見極める必要があります。

まとめ

雨漏り調査や修理に関する資格はいくつかありますが、その中でも「建築板金基幹技能者(国土交通省認定)」や「一級建築板金技能士(厚生労働省認定)」の資格を持つ業者は、信頼性が高いと言えます。

豊富な知識と経験、高い技術力なければ、これらの資格を取得することはできないため、資格保有者であれば安心して工事を任せられるでしょう。

ただ、難易度が高い資格でもあるため、必ずしも該当の業者が見つかるとは限りません。その場合は、雨漏り診断士や雨漏り鑑定士などの資格を持った業者に依頼するのがオススメです。

雨漏りの修理で失敗しないためにも、業者を探す際は資格の有無もチェックしてみるようにしましょう。

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