鈴木良太【編集者・サイト管理人】
幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。
宇野清隆【株式会社カルテット代表】
職人暦20年、他の塗装店にも技術などを教えるプロ中のプロ。日本ペイント、アステック、その他の大手塗料メーカーから全国1位の実績と表彰。審査の厳しいホームプロでは、毎年顧客満足優良店に選ばれる。
児玉圭司【株式会社児玉塗装代表】
名古屋市で地元のお客様に愛されて50年。児玉塗装の3代目。16歳の若さで塗装業入りし、趣味も特技も塗装。圧倒的な知識と技術でお客様からの満足度も高い。
外壁塗装を行う際、細心の注意を払っていても、車に塗料が飛び散ってしまったり、近隣の家の外壁を傷つけてしまう可能性があります。そのようなときに備えて加入するのが損害保険です。
ただ、全ての業者が損害保険に加入しているわけではないため、業者選びの際はしっかりと確認しておく必要があります。
このページでは、塗装業者が加入している損害保険について説明いたします。
損害保険とは
外壁塗装の損害保険とは、工事中に発生した事故やケガなどの賠償金を補償してくれる保険です。
通常、工事中に事故が起きた場合は、業者がその修繕費や治療費を負担しなければなりません。そのようなときに損害保険を利用することで、保険会社に一部費用を補償してもらえ、業者が負担する金額を少なくできます。
正式名称は「請負業者賠償責任保険」と言い、お客様が直接関わるものではなく、業者側がもしものときのために加入する保険になります。
業者にとっても、トラブルが起きたときにスムーズに対応できるようになり、会社を守ることにも繋がるため、加入しておくのがいいでしょう。ただ、保険料がかかり、自己負担額がある点は加入のデメリットとして挙げられます。
損害保険が適用されるケース
損害保険が適用されるのは、例として次のようなケースがあります。
・塗料が飛び散り、車や周囲の建物を汚した
・塗料の感が足場から落ちて、通行人にケガを負わせた
・足場の設置中、隣の外壁や塀に足場がぶつかり傷つけた
基本的に人や物を傷つけたり、汚してしまった場合は損害保険が適用されます。
損害保険が適用されないケース
例えば下記のような場合、損害保険は適用されません。
・業者の故意による事故
・工事終了後に発生した事故
・必要な塗料の飛散防止対策を取らずに、塗料の飛散が起きた
・地震や津波、洪水などの自然災害による損害
予防することで防げた事故や自然災害、地盤沈下などは損害保険の対象外となります。
業者選びの際は損害保険に加入しているか確認しましょう
業者を選ぶときは、損害保険に加入しているかも確認しておくことが大切です。
損害保険は、トラブルが起きたときに業者が負担する賠償金を補償してくれる保険なので、これだけを聞くとお客様には関係ないように思われるかもしれません。
しかし、損害保険に加入していない業者で事故が起きた場合、業者の損失が大きくなるのを理由に、賠償金の支払いを拒まれる可能性もあります。
そのため、お客様自信でも万が一に備えて、損害保険に加入している業者を選ぶほうが安心です。
まとめ
損害保険は、塗装工事中の事故やケガに対して、その修繕費や治療費を一部補償してくれる保険です。
ただ、全ての業者が加入しているわけではないので、業者選びの段階で、保険に加入しているかチェックしておく必要があります。
いつトラブルが起こるかはわかないため、適切に対応してくれる業者なのか見極めるためにも、損害保険に加入している業者を選ぶと安心です。