TOP > 外壁塗装の基礎知識 > 外壁塗装の正しい工程と日数 > 鉄部塗装で錆(サビ)は止まる!サビ止めの手順と単価。

鉄部塗装で錆(サビ)は止まる!サビ止めの手順と単価。

外壁塗装110番 アドバイザー 鈴木良太

サビ止めは、鉄部を塗装する際に下塗りとして行う作業です。サビ止めを塗らないで、中・上塗りをすると、直ぐに剥がれてくる可能性があるので注意が必要です。

サビ止めは、以下の2つのことを言います。

・鉄部がサビないように、表面に"下塗りとして塗る塗料"
・上塗り塗料にサビ止め機能がある塗料

一般的にサビ止めというと「下塗りとして塗る塗料」のことを指します。ここではサビの発生理由とサビ止めのタイプ、施工単価について説明していきます。

なぜ錆はできるのか?

鉄は、大気中の水分と酸素に触れることによって酸化し腐食します。これが酸化鉄=サビです。

科学的に説明すると、鉄は原子Feと自由電子e-からできていますが、雨水などの水分(H2O)が付着することで以下のように反応します。

・鉄(Fe)は、鉄に付着した水分(H2O)により、イオン化してしまい自由電子e-が逃げてFe2+からFe3+に変化
・逃げた自由電子e-は、空気中の酸素(O)と水分(H2O)に反応して水酸化鉄イオン(OH-)に変化

この2つが、引き寄せあいFe(OH)3となり、水分(H2O)がなくなった後に錆(Fe2O3)だけが残ります。

この残ったサビ(Fe2O3)が、鉄部でよく見る赤茶色のサビです。サビは見た目が悪いだけではなく、進行が進むと鉄全体が脆くなり、耐久性が下がるため、早急に補修が必要です。

水も酸素も自然界に普通に存在するものですから、なにもしないでおけば、時間と共に酸化が進行し錆びるのは当然です。

錆止めの役割

鉄は、水分(H2O)と接触することで反応してサビてしまうので、この接触を遮断する役割があります。サビの進行を抑える役割はありません。

そのため、既にサビが出ている箇所を塗装する場合は、今あるサビを除去(ケレン)してから塗装する必要があります。

錆止めのタイプ

サビ止め塗料は、使用されているサビ止め顔料が鉛系か、それ以外の金属化合物かによって分類されます。

エポキシ樹脂系錆止め【現在主流】

エポキシ樹脂にサビ止め顔料を入れた下塗り材で、耐水性、密着性、耐久性に優れており、防錆効果が高いです。浸透性があるため素地の内部に入り込み、補強する効果もあります。

但し、紫外線に弱いという弱点があり、上塗り塗料を塗る必要があります。同じエポキシ樹脂系でもメーカーにより多くの種類が出ており、性能にも幅があります。

油性錆止め

膜厚が厚く防錆性に優れていますが、乾燥に時間がかかるため作業性に劣り、現在はほとんど使われていません。

シアナミド鉛錆止め

JIS K 5625で規定された錆止め。橋梁、鉄塔、鉄骨、鉄管などに使用。塗替え時の戸建てでは使われない。

一般錆止めペイント

上塗り塗料の顔料にサビ止め機能が入った仕上げ塗料。鉛系やクロム系成分を使用しない。べんがらを主体としたもので、安価であるが性能は低く、DIY用としてホームセンターで売っている。

業者に依頼した場合、建物の外側では使われませんが、内部で下塗りにサビ止めを使えない場合に使用することもある。

その他

鉛丹錆止めペイント、塩基性クロム酸鉛錆止めペイントなどありますが、環境汚染から現在はあまり使われていません。

住宅で塗装する鉄部とは?

トタンなどの金属屋根
雨どい
破風板
鼻隠し
庇、軒
化粧胴差
水切り
ベランダの笠木
太陽光発電設備の架台
配管バンド
外階段
シャッターBOX
門扉
灯油タンク
フェンス などなど。

サビ止めの単価

錆止めは、種類が豊富なため値幅がありますが、500~800円/㎡が目安です。

鉄部塗装の手順

1.ケレンなどの作業でサビを全て削り落とします。

2.落とせない箇所はリン酸などの薬品洗い、もしくは錆の上から塗れる浸透性防腐塗料を使用します。

3.下塗りとして全体をサビ止め塗料で塗装

4.最後に、通常通り、中・上塗りをして完了です。

鉄部塗装のDIYはオススメしない

サビ止めには、サビの進行を抑える効果はないので、塗装する前に今あるサビをしっかりと除去するケレンが重要です。また、市販のサビ止めは、一般錆止めペイントに分類される性能の低いものです。

そのため、自分で行うと、しっかりとサビを落としきれなかったり、サビ止め効果の弱い塗料しか使えず、塗装後にすぐに錆が出る可能性が高いので、最初からプロに依頼することをオススメします。

工程に関するコンテンツ

仮設工事とは、外壁塗装で一番最初の工程で、足場やメッシュシートをかける作業です。ここでは、足場やメッシュシートの単価相場を説明しています。

外壁や屋根面の汚れや旧塗膜を水で洗い流す工程が高圧洗浄です。ここでは、高圧洗浄の種類と単価相場を説明しています。

養生は、塗装する際に塗料が付いてしまうと困る箇所をビニールなどで保護する作業です。ここでは、養生の種類と単価相場を説明しています。

ケレンとは、主に鉄部をヤスリで擦り、汚れやサビを落とし塗料の付着をよくする作業です。ケレンには1~4種まであります。ここでは、種類別の作業と単価を説明していきます。

シリコンやフッ素というような上塗り塗料の前に塗り、上塗り材との密着をよくする役割があります。

屋根材と屋根材の隙間が塗料で埋まってしまわないように、隙間を作る作業を縁切りと言います。2種類ある工法の違いを説明していきます。

ベランダは、劣化を放置しておくと雨漏りの原因になりやすい箇所なので、防水塗装が必要です。ここでは、防水塗装の種類と単価について説明していきます。

不在中でも大丈夫か?隣人への挨拶はどうするか?など施工中に関する質問に回答していきます。

ピックアップ

半年以内に外壁塗装を検討している方は以下のコンテンツを読むことをオススメします。外壁塗装で失敗しないために重要な、価格相場や業者の選び方、塗装に適した時期などを説明しています。

外壁塗装で失敗しないためには、優良業者から複数の見積りを取り比べることが重要です。当サービスを利用すれば、簡単に複数業者から見積りが取れます。

外壁塗装のベストシーズンと、業者が最も塗装に向かないと答えた時期を説明していきます。

当サイトの紹介業者で施工した内、情報公開に協力いただいた482棟、総額558,623,419円分のデータを元に作成しています。これが本当の相場です。

外壁・屋根塗装に使われる塗料の種類や特徴、単価相場を説明していきます。

ピックアップ

外壁塗装業者

外壁塗装の基礎知識

運営団体について

ページトップへ戻る
今すぐ相場を確認する