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更新日:2018/09/12

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解説者鈴木良太【外壁塗装110番 代表】
幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。

宇野清隆【株式会社カルテット 代表】
職人暦20年、他の塗装店にも技術などを教えるプロ中のプロ。日本ペイント、アステック、その他の大手塗料メーカーから全国1位の実績と表彰。審査の厳しいホームプロでは、毎年顧客満足優良店に選ばれる。

児玉圭司【株式会社児玉塗装 代表】
名古屋市で地元のお客様に愛されて50年。児玉塗装の3代目。16歳の若さで塗装業入りし、趣味も特技も塗装。圧倒的な知識と技術でお客様からの満足度も高い。

硬化不良とは?

【この記事の要約】

硬化不良とは、塗料を乾燥させても既定の硬さにならない状況を言います。塗膜を厚く塗りすぎているなどが原因で起きます。

硬化不良は、色々な業界でも使われる言葉ですが、塗装の場合は、塗装を施した後、規定の硬度にならない塗膜の状態を指します。硬化不良の原因は複数あって、代表的なものは以下の通りです。

主な原因と対応策

塗膜が厚すぎる

対策:塗膜を薄く均一にする。薄く何回も重ね塗りをする。塗装方法や塗装機材を変更する必要があることもあります。

塗膜の厚さに大きなムラがある

対策:塗膜を薄く均一にする。薄く何回も重ね塗りをする。塗装方法や塗装機材を変更する必要があることもあります。

溶剤の沸点が高すぎる。あるいは、周囲の温度が低すぎる(およそ5℃以下)

対策:沸点の低い溶剤を使う。周囲の温度を上げる。などが対策ですが、特に冬期間の作業の場合、使用する塗料・溶剤の適性には注意が必要です。

2種類以上の塗料や溶剤を混ぜて塗る場合、撹拌が不十分で塗料に品質にムラがある。

対策:十分に撹拌を行う。混合比を間違えると十分な性能を発揮しないので、十分な注意が必要です。

劣化現象に関するコンテンツ一覧

チョーキングとは、外壁を触ると手に白い粉が付く現象です。色あせの次に来る劣化現象です。

剥がれや浮きが発生する主な原因は「施工不備」「経年劣化」「塗装できない素材に塗装する」の3つです。

クラックとは、壁にヒビ割れが入る現象です。クラックのサイズにより3つに分類され、補修方法も異なります。

ガン肌とは、塗面がオレンジの皮の表面のような凹凸の状態になる劣化現象です。

塗膜欠陥とは、塗料を薄める、乾燥時間を守らないなどにより、期待耐久年数よりも早く劣化現象が現れることを言います。

外壁や屋根が変色する原因には、塗膜の劣化、コケと藻やカビの発生、施工不備と塗料の不具合、ブリード現象、サビの発生などがあります。

外壁塗装の色ムラが起きる主な原因は、施工不備によるものです。色ムラが発生している場合は、塗料の耐久性や防水機能などが100%発揮されていない可能性があるので注意が必要です。

外壁塗装におけるピンホールとは、施工不良の一種で、塗装面に小さな穴が空くことを言います。

外壁塗装をするきっかけは「建物が汚れてきたから」という方が多いです。カビやコケ、藻の発生により、汚れることも多いです。これらができてしまう原因について説明します。

凍害とは、見えない小さな隙間から水が入り、凍結と溶解を繰り返して建材にダメージを与え、凍結の膨張に耐え切れなくなると、ヒビ割れや剥がれを引き起こす現象です。

液だれとは、外壁の塗装後に塗料が垂れてしまう現象のことです。原因や液だれを見つけ時の対処法などを説明いたします。

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