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更新日:2018/11/08

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解説者鈴木良太【編集者・サイト管理人】
幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。

宇野清隆【株式会社カルテット代表】
職人暦20年、他の塗装店にも技術などを教えるプロ中のプロ。日本ペイント、アステック、その他の大手塗料メーカーから全国1位の実績と表彰。審査の厳しいホームプロでは、毎年顧客満足優良店に選ばれる。

児玉圭司【株式会社児玉塗装代表】
名古屋市で地元のお客様に愛されて50年。児玉塗装の3代目。16歳の若さで塗装業入りし、趣味も特技も塗装。圧倒的な知識と技術でお客様からの満足度も高い。

ピンホールとは?原因と対策について

【この記事の要約】

外壁塗装におけるピンホールとは、施工不良の一種で、塗装面に小さな穴が空くことを言います。

ピンホールは、見た目が悪いだけではなく、外壁そのものの劣化にも繋がるので、再塗装することをオススメします。

外壁塗装の「ピンホール」とは?

ピンホールとは、針でついたほどの小さな穴という意味で、この写真のように外壁にピンホールができることがあります。塗装工事が終わった後に、施工不良の一種です。

1つや2つでは分からないほどの少ない場合は問題もありませんが、密集して沢山できていたり、100個ほどのピンホールができていると問題です。

「ピンホール」の問題点

外壁にピンホールができると、美観が悪くなるだけではなく、外壁そのものが劣化しやすくなってしまいます。

ピンホールの数が多い場合や、1つあたりの穴が大きい場合は、そこから雨や結露などの水分が塗膜の裏に入り込んでしまいます。この水分が冬などの寒い季節に凍り、膨張してしまうと、塗膜を剥がしてしまいます。

「ピンホール」のできる原因は?

1.塗装時の気温が塗装に不適切だった

気温5度以下になると、塗料が乾燥しにくくなり、外壁材や屋根材などの塗装面と塗料の密着が悪くなり、塗装面と塗料の間に空気が入ってしまいます。また、下・中塗りがしっかり乾燥しないままで上塗りすると、中に閉じ込められた水分が逃げようします。これが原因で、ピンホールができてしまいます。

2.下塗り・中塗り時の塗料の乾燥時間が短い

気温が5度以上だとしても、メーカーが定める塗料の乾燥時間を守らないと、塗装面と塗料の密着が悪くなります。密着が悪くなると上記の1と同じように、塗装面と塗料の間に空気が入ってしまい、ピンホールの原因になります。

3.元々の下地に巣穴が発生していた

既に巣穴(空気が溜まりやすい穴)が多数発生している状態で、塗装後に巣穴からその中の空気が抜けて、ピンホールの発生原因になってしまいます。巣穴がある場合は、下地処理をしっかり行い対策する必要があります。

4塗膜の厚みが不適切

下塗りや中塗りの塗膜が厚すぎると、乾燥時間との兼ね合いもありますが、塗膜の表面だけが乾燥していて塗膜内部はまだ乾燥していない状態のになりことがあります。その場合も、上塗りの密着が悪くなり、ピンホールの発生原因になります。

5.塗料の希釈量がきちんと守られていない

塗料には、水やシンナーなどを混ぜてから使うタイプもあります。混ぜる量を希釈量といい、メーカーで定められています。

希釈量が多いと、塗料自体が薄くなってしまい、密着する成分も薄くなり密着不良で空気が入りやすい状態になってしまいます。、逆に、希釈量が少ないと粘度が強くなりすぎます。どちらの場合もピンホールの原因になります。

6.塗装道具の選定が不適切

塗装をする際にローラーや刷毛、スプレーガン等の道具を使いますが、その扱い方や道具の選定ミスをするとピンホールの原因となります。

例えば、刷毛やローラーを間違って使用すると、塗料に泡が立った状態になったり、余計な空気が入りピンホールの原因になります。

スプレーガンの場合は、ガンへの圧力を間違ってしまうと、塗料自体の粒子が荒くなってしまい、そこに空気が入ってしまいピンホールの原因になります。

7.塗料の中に不純物が混入してしまう

塗装するときに、外壁や屋根材などの塗装面に水分や油、ゴミなどが付着していると、その塗料にも不純物が混入して密着が悪くなり、ピンホール発生の原因になってしまいます。高圧洗浄などで、塗装面を綺麗にしてから塗装する必要があります。

ピンホールが起きないようにする対策

このようにピンホールの原因のほとんどが、塗装業者による施工の不具合です。そのため、しっかりとした塗装をできる業者に依頼することが対策になります。

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