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更新日:2022/03/07

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解説者鈴木良太【外壁塗装110番 代表】
幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。

宇野清隆【株式会社カルテット 代表】
職人暦20年、他の塗装店にも技術などを教えるプロ中のプロ。日本ペイント、アステック、その他の大手塗料メーカーから全国1位の実績と表彰。審査の厳しいホームプロでは、毎年顧客満足優良店に選ばれる。

児玉圭司【株式会社児玉塗装 代表】
名古屋市で地元のお客様に愛されて50年。児玉塗装の3代目。16歳の若さで塗装業入りし、趣味も特技も塗装。圧倒的な知識と技術でお客様からの満足度も高い。

外壁の凍害とは?劣化症状と対策方法

【この記事の要約】

凍害は、水分が外壁内部に侵入することが原因で、ヒビ割れや剥がれなどが発生する現象です。あまり聞きなれない言葉かと思いますが、建物に大きなダメージを及ぼす症状なので非常に注意が必要です。

凍害の写真 凍害とは、水が目に見えない小さな隙間に入り、凍結と溶解を繰り返すことで建材にダメージを与えて、凍結の膨張に耐え切れなくなると、ヒビ割れや剥がれが起こる現象です。

コンクリートや窯業サイディングで発生しやすく、建物に甚大な被害をもたらので早めの対処が重要です。

凍害が発生しやすい地域

凍害は全国で発生しています。北海道や東北、北陸などの寒冷地で発生する確率が高く、発生した際の被害が大きいですが、暖かい地域でも発生しています。

凍害の原因

凍害の主な原因は、経年劣化による防水性能の低下です。

通常は塗膜が防止の役割をしているので、小さな隙間に水分が入ることはありませんが、塗膜の経年劣化によって防水機能が失われることで、小さな隙間に水が侵入して凍害が発生します。

被害状況の推移

凍害は被害状況によって、ポップアウト、微細凍害、スケーリング、崩壊と推移していきます。被害が小さい段階で対処することで、建物へのダメージと補修費用を抑える事ができます。

ポップアウト

凍害の初期症状で、建材の表面が円錐状に薄く剥離する症状です。

微細ひび割れ

建材の表面にうろこ状のヒビ割れが発生する症状です。

スケーリング

建材の内部から剥離する症状で、最低気温がマイナス2度以下で発生しやすいです。

崩落

剥離した建材の塊が崩れ落ちる症状です。崩落すると、建材の内部に直接ダメージが発生するので、建物に甚大な被害をもたらす状態です。

この状態で放置をすると、大規模な補修工事が必要になるので、注意が必要です。

凍害が発生しやすい箇所

凍害は、水が溜まりやすい部分と、寒暖差があって結露が発生しやすい部分で発生しやすいです。

水周りの外壁

風呂、台所、洗面所などの水周りは、湿気が多いため結露が発生しやすいです。結露の水分を外壁が吸収して、凍害に繋がります。

サッシの周り

アルミサッシは、暖房によって結露が起こりやすく、長時間続く傾向があるので水分が発生します。この水分によって、サッシ周りで凍害が発生しやすいです。

サイディングの目地周り

サイディングの目地は、シーリングによって防水がされていますが、経年劣化によってヒビや隙間が発生します。そこから内部に、水分が入り凍害が発生します。

日が当たらない外壁

建物の北側などの日が当たらない箇所は、雨が乾きにくいため、凍害が発生しやすいです。

直貼り工法のサイディング

サイディングの直貼り工法は、水分が溜まりやすい構造なので、凍害が起こりやすいです。

凍害を防ぐ対策

定期的な塗り替えを行う

凍害を防ぐには、防水性能を保ち水が隙間に入らないようにします。そのため、塗装の防水性能が劣化する前に塗装を行うことが重要です。

水切りを付ける

サッシや窓に水切を付けて、凍害の原因となる水を外壁に伝わらないようにします。

定期的にチェックする

凍害の被害は、徐々に大きくなっていきます。早期発見をすることで、建物への重大な被害を防ぐことが出来ます。

半年に1度くらいのペースで、凍害が起こりやすい箇所のヒビ割れや劣化のチェックをすることをオススメします。

凍害が発生した場合の対処方法

部分補修

ポップアウトや微細ひび割れは、部分的にパテなどで補修を行い、水の侵入を防ぎます。但し、根本的な対策にはなっていないので、あくまでも応急処置です。

塗り替える

塗装によって防水機能を取り戻します。ヒビや欠損している箇所は補修した上で塗装を行います。

新しく作り直す

最も効果的な方法は、凍害の部分を新しく作り直す、もしくは張り替えることです。新しい建材は、耐久性と防水性が高いので、凍害のリスクを減らすことができます。

劣化現象に関するコンテンツ一覧

チョーキングとは、外壁を触ると手に白い粉が付く現象です。色あせの次に来る劣化現象です。

剥がれや浮きが発生する主な原因は「施工不備」「経年劣化」「塗装できない素材に塗装する」の3つです。

クラックとは、壁にヒビ割れが入る現象です。クラックのサイズにより3つに分類され、補修方法も異なります。

ガン肌とは、塗面がオレンジの皮の表面のような凹凸の状態になる劣化現象です。

硬化不良とは、塗料の既定の乾燥時間を守らないことによって起こる初期不良です。

塗膜欠陥とは、塗料を薄める、乾燥時間を守らないなどにより、期待耐久年数よりも早く劣化現象が現れることを言います。

外壁や屋根が変色する原因には、塗膜の劣化、コケと藻やカビの発生、施工不備と塗料の不具合、ブリード現象、サビの発生などがあります。

外壁塗装の色ムラが起きる主な原因は、施工不備によるものです。色ムラが発生している場合は、塗料の耐久性や防水機能などが100%発揮されていない可能性があるので注意が必要です。

外壁塗装におけるピンホールとは、施工不良の一種で、塗装面に小さな穴が空くことを言います。

外壁塗装をするきっかけは「建物が汚れてきたから」という方が多いです。カビやコケ、藻の発生により、汚れることも多いです。これらができてしまう原因について説明します。

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