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3種類の屋根リフォームと部分的な修理する場合の価格相場

更新日:2021/05/24

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解説者鈴木良太【編集者・サイト管理人】
幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。

宇野清隆【株式会社カルテット代表】
職人暦20年、他の塗装店にも技術などを教えるプロ中のプロ。日本ペイント、アステック、その他の大手塗料メーカーから全国1位の実績と表彰。審査の厳しいホームプロでは、毎年顧客満足優良店に選ばれる。

児玉圭司【株式会社児玉塗装代表】
名古屋市で地元のお客様に愛されて50年。児玉塗装の3代目。16歳の若さで塗装業入りし、趣味も特技も塗装。圧倒的な知識と技術でお客様からの満足度も高い。

【この記事の要約】

屋根のリフォームには「屋根塗装」「カバー工法」「葺き替え」の3種類あり、屋根塗装は今ある屋根に塗料を塗る方法で、カバー工法と葺き替えは新しい屋根を取り付ける方法になります。

カバー工法と葺き替えの違いは、カバー工法は今ある屋根の上に新しい屋根を取り付け、葺き替えは今の屋根を撤去して新しい屋根に取り換えるという点です。

結論として、3種類の屋根リフォームの中で屋根塗装は最も費用が安く、葺き替えが最も高額になります。

なぜなら、屋根塗装はカバー工法や葺き替えよりも工程が少なく、塗料の単価も新たに取り付ける屋根材の単価に比べて安価だからです。

また、葺き替えは既存の屋根材を撤去するため、屋根材の処分費もかかり費用が高くなります。

リフォーム内容によって、それぞれ特徴が異なりますので、ここでは「3種類の屋根リフォームと部分的な修理する場合の価格相場」について説明いたします。

屋根リフォームの価格相場は工事内容によって大きく異なる

屋根リフォームの価格相場は、屋根塗装「40万円~80万円」、カバー工法「60万円~150万円」、葺き替え「80万円~200万円」と工事内容によって大きく異なります。

なぜなら、屋根の劣化状況によって必要となる工事も違い、大規模な工事になるほど価格も高くなるからです。

例えば、ヒビ割れが発生している屋根の場合、髪の毛程度の細さのヒビ割れであれば塗装のみで埋めることが出来ます。

しかし、屋根材の奥まで亀裂が入っている大きなヒビ割れは、塗装だけでは埋めることが出来ないため、屋根材そのものを新しくする必要があり費用もかかります。

施工内容 金額(足場代含む)
塗装 40万円~80万円
カバー工法 60万円~150万円
葺き替え 80万円~200万円

上記の表のように、最も安価な屋根リフォームは屋根塗装です。屋根の面積が大きかったり、耐用年数が長い塗料を使うほど金額は高くなります。

また、カバー工法と葺き替えは、屋根そのものを新しくするため高額で、使用する屋根材によって金額に差が生じます。

屋根塗装は屋根リフォームの中で一番金額を安く抑えられる

既存の屋根材に塗料を塗って、屋根材の劣化を抑える方法です。3種類ある屋根リフォームの中で、一番金額を安く抑えることができます。

なぜなら、カバー工法や葺き替えに比べて工程が少なく、塗料の単価も一般的なもので3,000円前後と新たに設置する屋根材の単価よりも安価だからです。

また、10年に1度のペースで定期的に塗装を行えば、屋根から雨漏りがすることも少なくなり、カバー工法や葺き替えをする必要もすぐには来ません。

ですが、屋根材の劣化が著しいと塗装では対応できないので注意が必要です。

屋根塗装の施工内容と単価

屋根塗装の施工内容と単価は以下の通りです。

施工内容 数量 単価
仮設工事(足場、養生シート等) m2 800円~1,000円
高圧洗浄 m2 100円~300円
下地処理 一式 10,000~30,000円
下塗り m2 600~1,200円
中塗り、上塗り m2 シリコン:1,700~2,400円
ラジカル制御形:1,900~2,400円
フッ素:3,200~4,200円
縁切り 一式 30,000~50,000円

屋根塗装で一般的に使われている塗料のグレードはシリコン、ラジカル制御形、フッ素です。

それぞれの耐用年数は、シリコンが10~15年、ラジカル制御形は12~15年、フッ素は15~20年となります。

費用を抑えつつ耐久性も維持したい方は、価格と耐用年数のバランスが良いシリコンやラジカル制御形、価格よりも耐用年数を重視したい方はフッ素を選ぶと良いでしょう。

屋根塗装がお勧めの人

屋根塗装は、下記の項目に該当する人にお勧めです。

・屋根の色を定期的に変えたい
・屋根の見た目を綺麗にしたい
・屋根材の劣化を抑えたい
・塗料の機能で室内気温を下げたい
・今の屋根材が気に入っている
・とにかく安くリフォームしたい

なぜなら、屋根塗装は費用を抑えつつも新築のような綺麗な状態になり、さらに屋根材の耐久性を向上させることが出来るからです。

また、塗料の種類によっては、遮熱機能や汚れにくい性質を持った塗料もあるので快適な生活にも繋がります。

屋根塗装する場合はしっかりとした塗装業者を選ぶ

屋根塗装する場合は、しっかりとした塗装専門の業者を選ぶことが重要です。

しっかりした業者とは、事前の調査を丁寧に行って建物に適した工事内容を提案し、見積り金額も適正である業者のことです。

なぜなら、手抜き工事をされると、3年もたたずに塗膜が剥がれてきてしまい、再度屋根塗装しなければならない状態になってしまうからです。

そうなると、再度足場を組んで塗装を行わなければなりません。

また、前回の屋根塗装で形成された塗膜が全て剥がれているわけではないので、塗膜を全て剥がす作業が追加され、前回の屋根塗装よりも金額がかかる場合もあります。

使用する塗料にもよりますが、しっかりとした施工を行えば最低10年は塗膜が建物を保護してくれます。

カバー工法は安く屋根を新調できる

カバー工法は安く屋根を新調できる方法です。

なぜなら、既存の屋根材を撤去せずに上から新しい屋根材を被せるため、既存の屋根材を処分する費用がかからないからです。

また葺き替えと違い、既存の屋根材を撤去する必要がないので、アスベストの飛散もありません。

カバー工法の施工内容と単価

カバー工法の施工内容と単価は以下の通りです。

施工内容 数量 単価
仮設工事(足場、養生シート等) m2 800円~1,000円
野地板(コンパネ)の張りつけ m2 2,000円~3,500円
防水シート(ルーフィング) m2 500円~1,000円
屋根材の設置 m2 アスファルトシングル 5,000円~6,500円
ガルバリウム 5,000円~8,000円
その他部品の施工費(軒先、ケラバ、棟) m 3,000円~8,000円

カバー工法で新たに重ねる屋根材は、主に「アスファルトシングル」と「ガルバリウム」の2種類で、特にガルバリウムはカバー工法に使われる代表的な屋根材です。

耐用年数はアスファルトシングルが20~30年、ガルバリウムが30~40年程度となります。

カバー工法を行った後も、屋根材の剥がれやサビなどが発生した場合はメンテナンスが必要です。

カバー工法がお勧めの人

カバー工法は、下記の項目に該当する人にお勧めです。

・屋根のイメージを一新したい
・短期間で安く屋根を新調したい
・遮音性、遮熱性を上げたい
・定期的にメンテナンス(塗装)するのが面倒

なぜなら、既存の屋根材を撤去せずに、新しい屋根材に生まれ変わるからです。

また、屋根材を重ねることによって厚みが出て、遮音性や遮熱性が高まる効果もあります。

カバー工法をする場合の注意点

屋根や建物にかかる重さが大きくなる

カバー工法は屋根や建物にかかる重さが大きくなるので注意が必要です。

既存の屋根材の上に新規の屋根材を乗せるため、建物にかかる負担が大きくなり、耐震性が低下してしまう可能性もあります。

また、屋根が傷んだ場合は、全ての屋根を剥がす必要があるので、2倍の撤去・廃棄費用が掛かります。

雨漏りが起こった場合、発生原因を調べるのに手間がかかる

雨漏りが起こった場合、発生原因を調べるのに手間がかります。

なぜなら、屋根から雨漏りが起こる場合は、古い屋根材の下に原因があるため、カバー工法で被せた新規の屋根材を避ける手間が増えるからです。

カバー工法を行っている場合は、雨漏りの原因の究明や補修は非常に困難になります。

野地板(コンパネ)が腐っていると剥がれる

屋根材の下にある下地材である野地板(コンパネ)が腐っていたり傷んでいると、屋根材が剥がれてしまいます。

なぜなら、屋根材は釘やビスを使って野地板(コンパネ)に固定されているので、野地板(コンパネ)そのものが傷んでいると屋根材がきちんと固定されないためです。

さらに、野地板(コンパネ)の劣化が進み、屋根材を固定する釘やビスがゆるんでしまうと、屋根材が落下する危険性もあります。

カバー工法できない屋根

カバー工法できない屋根は次のような種類があります。

・瓦屋根
・セメント瓦
・欠けていたりひび割れている屋根
・既にカバー工法している屋根

基本的に、瓦屋根のように重さのある屋根材や既にカバー工法をしている屋根の場合は、さらに屋根材を重ねると重量が大きくなって耐震性が低下してしまうのでカバー工法はできません。

葺き替え(ふきかえ)は屋根リフォームの中で一番金額が高い

葺き替え(ふきかえ)は、屋根リフォームの中で一番金額が高い工事です。

なぜなら、既存の屋根材を撤去してから新しい屋根材を設置するため、既存の屋根材を処分する費用がかかるからです。

しかしカバー工法と違い、屋根材の下にある野地板の張り替えや防水シートまで交換するので、屋根から雨漏りがする心配はありません。

葺き替えの施工内容と単価

葺き替えの施工内容と単価は以下の通りです。

施工内容 数量 単価
仮設工事(足場、養生シート等) m2 800円~1,000円
既存屋根の撤去 2,000円~3,000円
野地板(コンパネ)の張りつけ m2 2,000円~3,500円
防水シート(ルーフィング) m2 500円~1,000円
屋根材の設置 m2 アスファルトシングル 5,000円~6,500円
ガルバリウム 5,000円~8,000円
その他部品の施工費(軒先、ケラバ、棟) m 3,000円~8,000円
発生材の運搬処分費 一式 100,000円~
アスベストの処理費用 一式 20,000円~

葺き替えの費用も使用する屋根材によって大きく異なります。

例えば、カバー工法で紹介したアスファルトシングルとガルバリウム以外にも、カラーベストやコロニアルの単価は4,500円~8,000円/㎡、スレート瓦の単価は6,000~10,000円/㎡となります。

耐用年数は、カラーベストやコロニアルが20~25年程で、スレート瓦は30~40年程とそれぞれ単価も耐用年数も様々です。

葺き替えがお勧めの人

葺き替えは、下記の項目に該当する人にお勧めです。

・屋根のイメージを一新したい
・屋根からの雨漏りを直したい
・屋根材にヒビ割れや破損が著しく目立ち、屋根材の寿命がきている
・パミールなど屋根材自体に不備がある
・定期的にメンテナンス(塗装)するのが面倒

なぜなら、屋根材だけでなく、野地板や防水シートまで新しくして、完全に劣化の無い屋根材にすることができるからです。

また、パミールなどの屋根材は塗装によるメンテナンスが出来ないため、カバー工法や葺き替えによる屋根リフォームが必要となります。

葺き替えをする場合の注意点

既存の屋根材にアスベストが含有されている

既存の屋根材にアスベストが含まれている場合は注意が必要です。

撤去する際、周囲にアスベストが飛散する可能性があり、アスベストが体内に入ると健康被害に繋がってしまいます。

また、アスベスト含む屋根材を処分する場合は、追加で料金が発生するので、施工金額が増額します。

2004年以前に建築された建物の場合はアスベストの含まれている可能性があります。

アスベストを含む製品の出荷が禁止されたのは2004年なためですね。

訪問販売から屋根の葺き替えの提案を受けている

訪問販売が来て、「屋根が傷んでいる」、または「修理しないと手遅れになる」などと言われ、葺き替えを提案されている場合は注意が必要です。

なぜなら、実際には葺き替えをするほどの損傷が見られないにもかかわらず、大規模な工事を提案して高額な請求をしようとしている場合がほとんどだからです。

そのため、訪問販売から葺き替えを勧められた場合は、建築会社や工務店、塗装店などに現地調査依頼し、状態をしっかりと確認してもらうことをオススメします。

屋根の部分的な修理の種類と工事にかかる単価

屋根の部分的な修理の種類と工事にかかる単価は次の通りです。

施工箇所 数量 単価
屋根材の修理(剥がれ、ヒビ割れ修理) 2,000円~
雨樋の修理・交換 m 3,000円~5,000円
雪止めの修理 m 2,000円~
1,000円~
谷樋(谷板)の交換 m 6,500円~
棟板金の修理 m 3,000円~
漆喰の補修 m 3,000円~
ルーフィングの張り替え m2 500円~
野地板の葺き替え m2 2,000円~

※上記の金額は、足場代などの費用は含まれていません。

この章では、工事で行う具体的な内容について解説していきます。

結論として、工事内容はそれぞれの部位や劣化状態によって異なります。

なぜなら、部位ごとに施工方法が違い、状況に応じた処置が必要となってくるからです。

しかし「雨水の浸入を防ぐ」という点は、どの部分でも共通している役割なので、建物を守るためにも各工事について知っておくことは大切です。

屋根材の剥がれ、ヒビ割れの修理

屋根材は経年劣化により、ヒビ割れや欠け、剥がれなどが発生します。

これらを放置すると隙間から雨水が浸入し、雨漏りを発生させる危険性があります。

ヒビ割れ修理する方法は、モルタルやコーキング材をパテとして使い、ヒビ割れに流し込み補修します。

欠けていたり、剥がれ落ちている場合は、その部分だけを新しい屋根材に張り替えます。

雨樋の修理・交換

雨樋は、経年劣化により穴が開いたり、留め具が外れることもあります。また、落ち葉などが集水部に溜まっている場合があります。

これらを放置していると、雨水を正常に流すことができないため、外壁をつたって雨漏りを引きを越してしまいます。

そのため、落ち葉などが集水部にたまっている場合は綺麗に掃除し、雨樋に穴が開いていたり破損が酷い場合は、新しいものと交換します。

雪止めの修理

雪止めとは、屋根に積もった雪が滑り落ちないようにするために設置する工具です。

雪止めは、金属できているため、経年劣化でサビが生じます。サビを放置していると、屋根材にサビが移ってしまいます。

また、雪の重さで雪止めが変形している場合は、雪が急に落ちてくる危険性があります。

そのため雪止めを修理する際は、既存の雪止めを撤去し、新たな雪止めを設置する方法が一般的です。

谷樋(谷板)の交換

谷樋とは、2つの勾配屋根の谷坂になっている部分に取り付けられる雨樋のことです。

雨が集中しやすい場所なので、サビが発生して、穴が開く場合もあります。結果、雨漏りにつながります。

そのため、補修する際は、一度周りの屋根材を外して谷樋を新規の物と取り替えます。

棟板金の修理

棟板金とは、屋根の頂上三角部分に使用されている鉄板のことです。

棟板金は、雨風を受けやすい部分なので、留め具の釘が浮いていたりします。

補修する際は、釘が浮いているようなら打ちなおします。

もし、棟板金が浮いたり剥がれて補修が不可能な場合は、既存の棟板金を全てはがし、新しい棟板金を貼り付けます。

漆喰の補修

日本瓦の場合に行う工事です。漆喰とは、瓦の下に敷かれている土のようなもので、瓦の動きを抑え接着剤の役割をしています。

年月が経つと劣化し、瓦がずれたり最悪の場合には落下の危険性があります。

そのため、補修する際は、劣化した漆喰を取り除き新たに漆喰を詰め直します。

また、漆喰は、約15年~20年ほどで劣化するので、外壁塗装と時期を合わせて補修することをオススメいたします。

ルーフィングの張り替え

ルーフィングとは、屋根材の下に敷く防水シートのことで、「下葺き材」とも呼ばれています。

ルーフィングは雨水が屋根から室内に侵入するのを防ぐ役割があるため、劣化や破損があると雨漏りに発展してしまいます。

ルーフィングの張り替えは、タッカーと呼ばれる大きなホッチキスのようなもので留めていく方法と、粘着型のルーフィングを使用して貼り付けていく方法の2通りあります。

タッカーで留める方法はルーフィングに穴が開いてしまいますが、太陽光でルーフィングが溶けて穴を埋めるため心配はいりません。

野地板の葺き替え

野地板とは屋根の下地材のことを指し、野地板の上にルーフィング、屋根材が設置されています。

そのため、野地板が劣化するとルーフィングや屋根材が固定されずに剥がれたり、隙間から雨水が浸入するなどのトラブルに繋がります。

野地板に劣化が見られる場合は、雨漏りで腐食した部分などを撤去して新しいものと交換します。

屋根リフォームを依頼するなら一括見積りがオススメ

屋根リフォームを依頼するなら一括見積もりがオススメです。

一括見積りで複数社に見てもらうことで、より詳しく屋根の状況や必要となる費用を知ることができます。

また、業者によって技術力や知識量が違い、1社しか見積りを取らないで判断してしまうと、重大な劣化が見落とされて施工不良に繋がる可能性もあります。

そのため、少なくとも2~3社に見積りを依頼して、現地調査や状況の説明を丁寧にわかりやすく行ってくれる業者を選ぶことが重要です。

しかし、お客様自身で技術力や知識の豊富な業者を探して、さらに見積り内容や金額が適正なのかを見極めるのは難しいです。

当サイトにご相談いただければ、実績が豊富な優良業者のご紹介や見積り内容の確認などもしているため安心です。

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