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外壁や屋根が変色する原因

外壁塗装110番 アドバイザー 鈴木良太

外壁や屋根が変色する原因には、塗膜の劣化、コケと藻やカビの発生、施工不備と塗料の不具合、ブリード現象、サビの発生などがあります。

塗膜の劣化

塗膜が劣化することで、色あせが起きたり、外壁に黒い雨だれ跡が残るようになります。 塗膜の劣化は、主に紫外線や雨風があたることで生じます。特に紫外線が塗膜に与える影響は非常に大きく、日当たりが良い場所の劣化は極端に早いです。

色あせ

色あせは、顔料という色を発色させる成分が劣化するために起こります。劣化が起きる主な箇所は、長時間紫外線に当たりやすい部分です。

外壁を触ったら白い粉がつくチョーキング現象が起こっている場合も、顔料が劣化していることを表しているので、塗装の必要があります。

色あせの対処法は、色あせしてもわかりにくい色で塗装することです。色あせがわかりにくい色は、白、黒、青です。反対に色あせが分かりやすい色は、赤、緑、紫、黄色などです。

雨だれ跡

黒い雨だれ跡は、雨に含まれる汚れや、雨があたった場所の汚れが外壁をつたって下に流れ、乾燥することで発生します。劣化が起きる主な箇所は、庇(ひさし)やサッシ、笠木、換気フードの下です。

雨だれ跡の発生は、親水機能を持つ塗料を塗ることでを防止できます。水滴を塗膜表面になじませることで、汚れを外壁に残さず洗い流すことができます。

コケと藻、カビの発生

外壁が緑色に変色している場所は、コケや藻が発生しています。外壁が黒く変色している場所は、カビが発生しています。コケや藻は、以下のような場所に発生しやすいです。

・湿気がたまりやすい場所
・風通しが悪い場所
・日光が直接当たらない場所
・緑が近くにある場所

また、カビは、コケや藻を栄養として繁殖するので、コケや藻がすでにある場合はカビが発生しやすいと言えます。

カビやコケの発生を防ぐためには、防藻・防カビ性能がある塗料を使用します。また、高圧洗浄時にバイオ洗浄をすることで、既存のコケや藻を取り除き、再発しにくくすることができます。

施工不備と塗料の不具合

塗装してから2~3年で変色が見られた場合は、施工に不備があったか、塗料に不具合があった可能性があります。

もし早期時期に変色が見られた場合は、まずは施工店に連絡をしてみましょう。その後、塗料に不具合が見受けられた場合は、施工店から塗料メーカーに連絡をしてくれる場合があります。

施工不備の例

・塗料の撹拌が不十分だった
・高圧洗浄が不十分だった
・気温が5度以下、または湿度が85%以上の時に塗装した
・塗面に油分や水分が残ったまま塗装した
・乾燥時間を守らなかった
・規定されている塗布量を下回った
・塗料を薄めすぎた。

塗料の不具合の例

・塗料の製造段階で不具合があった
・うまく保管できていない塗料を使用した
・塗料自体の成分に不具合があった

ブリード現象

コーキング材が施してある周辺が黒く変色している場合は、ブリード現象の可能性があります。ブリード現象とは、コーキング材が劣化して、可塑剤という成分が塗膜に侵食している現象です。

可塑剤とは、ある材料を加工しやすくしたり、柔軟性を与えたりする物質のことです。輪ゴムなどのゴム製品に含まれています。これらは、年月が経ち劣化すると、粘着性を増す性質があります。

そのため、コーキング材が劣化した周囲の塗膜にはゴミが付着しやすくなり、黒く変色します。

ブリード現象を防ぐ方法は、以下の2つの方法があります。

・ノンブリードタイプのコーキング材の使用する
・塗膜に可塑剤が侵食するのを防ぐ専用プライマーを塗布する

サビの発生

鉄部の色が赤黒くなっていたり、白く変色している場合は、サビが発生しています。サビは、鉄部の表面に空気や水が接触しているために発生します。

サビを放置していると、周囲や内部に浸食し、腐敗してしまう可能性があります。サビを防止する場合は、塗装する際に防サビ塗料を下塗り作業として塗布します。

銅板に発生するサビは、「緑青」とよばれるものです。このサビは、青色(緑色)に変色しますが、銅内部の腐食を防ぐ役割があります。そのため、基本的に銅板のサビは撤去しません。また、塗装もしません。

劣化現象に関するコンテンツ一覧

チョーキングとは、外壁を触ると手に白い粉が付く現象です。色あせの次に来る劣化現象です。

剥がれや浮きが発生する主な原因は「施工不備」「経年劣化」「塗装できない素材に塗装する」の3つです。

クラックとは、壁にヒビ割れが入る現象です。クラックのサイズにより3つに分類され、補修方法も異なります。

ガン肌とは、塗面がオレンジの皮の表面のような凹凸の状態になる劣化現象です。

硬化不良とは、塗料の既定の乾燥時間を守らないことによって起こる初期不良です。

塗膜欠陥とは、塗料を薄める、乾燥時間を守らないなどにより、期待耐久年数よりも早く劣化現象が現れることを言います。

外壁塗装の色ムラが起きる主な原因は、施工不備によるものです。色ムラが発生している場合は、塗料の耐久性や防水機能などが100%発揮されていない可能性があるので注意が必要です。

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