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アクリル塗料の特徴と単価

外壁塗装110番 アドバイザー 鈴木良太

現在では、一部の新しいアクリル塗料(アステックピュアアクリルパーフェクトトップなどのラジカル塗料)を除き、ほぼ使われなくなっています。理由は、主流のシリコン系塗料と比べ、耐久性が半分のわりに値段がそこまで変わらないからです。新しいアクリル塗料はよく使われるので、旧タイプのアクリル塗料との違いを理解しましょう。

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アクリル塗料は、外壁塗装をする際に使われる一番グレードの低い塗料になります。単発で見ると安いのが特徴ですが、耐久性が低いため、大体5年に1度塗り替える必要があり、その都度足場を建てる必要があるので、長期的に見ると高くなります。そのため、現在では塗替えの際にはほとんど使われていません。

カタログなどに書いてある、アクリルシリコン樹脂はシリコン塗料のことです。アクリルとシリコンを反応させて作った塗料なので、アクリルシリコン樹脂と呼ばれることもあります。

新しい技術により生まれた特殊なアクリル塗料

通常のアクリル塗料は、旧世代の塗料なので現在は使いませんが、以下の塗料は、新しい技術により生まれた特殊なアクリル塗料で、耐久性が高いためよく使います。

ピュアアクリル

本来アクリル樹脂自体は、耐久性が高い物質です。外壁塗装で使われるアクリル塗料は不純物が入っていて、アクリルの持つ性能を発揮できていないので、耐久性が悪くなっています。

オーストラリアで生まれたアステックペイントのピュアアクリルは、不純部を取り除き、さらにアクリル樹脂の隙間に有機ガラス(ポリカーボネート樹脂)が配置されるようなっています。これにより、フッ素塗料と同等の耐久性(15年以上)があると言われています。

耐久性だけではなく、防水性や遮熱性などの機能もあります。

パーフェクトトップ(ラジカル塗料)

新しい技術により生まれたラジカル塗料のパーフェクトトップ。実は、これも厳密にはアクリル塗料です。

劣化の原因となるラジカルといわれる物質を制御する「ラジカル制御技術」と、アクリル樹脂に中空ポリマーを掛け合わせる「ポリマーハイブリッド技術」によりシリコンとフッ素の間の耐久性を持つ塗料です。

アクリルが使われる例

アクリルは使わないと言いましたが、以下の場合は使うことがあります。

付帯部の木部に使う日本ペイントのケンエース

軒天などは、透湿性の高い塗料が好まれるためアクリル塗料ですが日本ペイントのケンエースがよく使われます。シリコンやフッ素塗料だと、最初から艶があり透湿性が劣るためです。

5年以内に解体する予定のとき

今の家は解体するからとにかく安く塗装したいというときは使われる場合もあります。

例えば、「数年後に子供たちが出て行くタイミングで今の家は解体して、自分たちはマンションに引っ越す」「数年後には老人ホームに入る予定なので、今の家は解体する」このような相談でアクリル塗料を考えているという相談もありました。

新築の建売時

建売などの新築時には、とりあえず安く建てて売ることが目的にされることが多いので、使われることもあります。その場合、次回の塗替えは10年も持たないので注意が必要です。

塗料グレードによる単価、耐久性 徹底比較

グレード

耐久性

単価(m2) ※3回塗りの合計
アクリル 5~7年 1,400~1,600円
ウレタン 8~10年 1,700~2,200円
シリコン 10~15年 2,300~3,000円
ラジカル 12~15年 2,500~3,000円
フッ素 15~20年 3,800~4,800円
光触媒 15~20年 4,200~5,000円
無機 20~25年 4,500~5,500円

昔よく使われたアクリル塗料

オーデグロス [日本ペイント]
アレスアクアグロス [関西ペイント] (pdfが開きます)
ユニロックハイグロス [ロックペイント]
DNTビューアクリル [大日本塗料]
ラフトンEMエナメル [スズカファイン]
水性コンポアクリル [エスケー化研]
プリーズコート [エスケー化研]
ビュートップアクリル [キクスイ]

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