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セラミック系塗料と言われたら注意が必要?訪問販売が良く使う塗料

外壁塗装110番 アドバイザー 鈴木良太

セラミックと聞くと、耐久性がいいイメージや凄そうなイメージがあるかもしれませんが、外壁塗装の場合は訪問販売から「セラミック系の塗料だから長持ちです!」と言われたら注意が必要です。ガイナなどの例外もありますが、あくまでもベースとなるシリコンやフッ素などの合成樹脂で耐久年数は決まります。

ここでは、「セラミック塗料とはどういうものなのか?」「なぜ、訪問販売にセラミックと言われると注意した方がいいのか?」について説明していきます。

セラミック系塗料だから長持ちは嘘!?

セラミック系の塗料だから長持ちというのは、100%嘘ではありませんが、ほとんどの場合で嘘なので注意が必要です。

何故なら、セラミックが100%の塗料は存在せず、シリコン系にセラミックが入った塗料、フッ素系にセラミックが入った塗料という認識で、耐久年数は塗料のグレードで決まるからです。

シリコン系、フッ素系、というような塗料のグレードの1つにセラミック系の塗料があると勘違いしている方が多いですが、これは間違いです。訪問販売がよく「セラミック塗料だから長持ち」と言い、相場以上に高い価格を提示することがあります。

塗装業界では、セラミック塗料という定義が曖昧で「セラミックが●●%含まれていたらセラミック系の塗料」というような決まりがなく、少しでもセラミックが混ざっているとセラミックの塗料と言われます。

現在、セラミック系の塗料と言われる塗料には、大きく分けると以下のようなものがあります。

3つあるセラミック系塗料の特徴

着色骨材が入った石調塗料(山本窒業:塗料メーカー)

訪問販売がよく使う塗料がこれで、実際には山本窒業のOEMの塗料で商品名が変更されている場合が多いです。平米単価が9,000円を超えるような場合もあります。

陶磁器(≒セラミック)や天然石が入っているため、セラミック系の塗料と言われることがありますが、陶磁器や天然石は耐久年数には関係なくデザイン性のためだけに入れられます

顔料が入っていないため、色あせなどはしにくいですが、石調塗料だから耐久年数が長くなるわけではありません。石調塗料は最後に塗るクリヤー塗料を塗るので、耐久年数はクリヤー塗料グレードに準じます

勘違いしてほしくないのは、このような石調塗料が良くないということではありません。訪問販売が営業の際に「セラミックが入っているので長持ちします!」というようなことを言い、相場よりも高い金額で提案することが問題です。山本窒業の塗料自体は評判がいいです。

低汚染塗料といわれる塗料

塗装専門店などでよく使われる塗料がこの塗料です。通常のシリコン系の塗料の中に、無機化合物のシリカ(二酸化ケイ素 SiO2)を含んだと塗料のことを言います。

塗膜表面に、このシリカ微粒子がくるように配合されていて、表面が低帯電性や親水性が高くなり、汚れが落ちやすくなります。

耐久年数は、シリコンやフッ素などに準じるので、この塗料だからと言って耐久年数が長くなるわけではありません。汚れにくいのと耐久年数が長いのは別です。耐久年数は、塗膜が機能しているか?していないかです。

よく使われる塗料は以下の通りです。
水性セラミシリコン [エスケー化研]
クリーンマイルドフッソ [エスケー化研]
水性シリコンセラUV [日本ペイント]
ファイン4Fセラミック [日本ペイント]

ガイナなどの断熱効果のある塗料

断熱塗料あるいは遮熱塗料といわれている塗料もセラミック系塗料と言われています。これらの塗料は、商品により仕様が異なりますので、ガイナの例で説明します。

通常の塗料は、樹脂(ゴム)が100%で出来ていますが、ガイナはシリコン樹脂の中にセラミック製の微小中空体の粒子(セラミックビーズ)が含まれています。

セラミックを少しでも含んでいれば、セラミック系の塗料と言われますが、ガイナの場合は8割がセラミック、2割がシリコン樹脂です。但し、塗膜がセラミックになるわけではありません。

セラミックは耐熱性がとても高い素材なので、セラミックを多く含むガイナには、断熱効果など様々な機能があります。

ガイナには、認定施工店制度があり、塗料メーカーが審査した塗装店しか施工することができないので、石調塗料のように提案されたから注意が必要ということはありません。

平米単価は3,800~4,500円です。5,000円を超えるような場合は、相場よりも高いです。
実際にガイナを使用した人の感想や業者からの評判はこちら

もし「セラミック塗料だから長持ち」と言われたらするべき質問とは?

断熱塗料のガイナのように、セラミックが多く配合されている塗料なら問題はありませんが、基本的には「セラミック系の塗料だから長持ち」というのは間違っています。そもそも何と比べて長持ちなのか…。

もし、このような提案をしてくる業者がいたら「耐久年数は、セラミックではなくベースとなる塗料のグレードで決まるのではないですか?」や、石調塗料の提案の場合には「最後に塗るクリヤー塗料のグレードで耐久性が決まるのではないですか?」このように質問してみるのもいいかもしれません

※本来は樹脂のグレードという表現が正しいかと思いますが、樹脂って??という方が多いと思うので、塗料のグレードとしています。

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