TOP > 塗料の種類や特徴 > 塗料選びに役立つ知識 > 弾性塗料(だんせいとりょう)とは?

弾性塗料(だんせいとりょう)とは?

外壁塗装110番 アドバイザー 鈴木良太

弾性塗料とは、2液形のシリコンやフッ素塗料に硬化剤を入れて弾性機能(伸びる機能)を持たせた塗料です。ヒビ割れしやすいモルタルの塗替えでよく使う塗料で、伸びるためヒビ割れを防ぐ効果があります。サイディングでは、膨れの原因になるので、あまり使いません。

塗料に硬化剤を入れて伸びる機能がを持たせたものが弾性塗料

弾性塗料とは、2液形のシリコンやフッ素塗料に硬化剤を入れて伸びる機能を持たせた塗料です。1液にも予め弾性機能を持たせた塗料もあります。

塗料の堅さを表す種類には、大きく分けて3種類あります。

種類 特徴
硬質塗料 一般的な塗料
微弾性塗料 硬質塗料と弾性塗料の間。伸び率は50~100%の塗料。但し、JISなどの規格で定められているわけではない
弾性塗料 20度で伸び率120%以上の塗料。JIS規格で定められている。

弾性塗料を使える壁、使えない壁

モルタル外壁には最適

建物は、地震やトラックなどの大型車の交通などにより微振動します。そのときに通常の塗料だと、揺れにより生まれる力の逃げ場がなくヒビ割れが出てしまいます。そこで、ヒビ割れが出やすい場所は弾性機能のある塗料を使うことで、建物が微振動についていけるようになりヒビ割れを防ぐことができます。

そのため、モルタルの塗替え時に、ヒビ割れが出てきている場合によく使われます。一度ヒビ割れを起こした箇所は、普通の塗料で補修しても再発する恐れがあります。そのため、ヒビ割れをシーリング材で埋めた後に、弾性系塗料を塗ります。

サイディングには使わない方が無難

サイディングの外壁に、弾性塗料を使うと膨れの原因になるので注意が必要です。これは餅をイメージするとわかりやすいと思います。サイディングは、モルタルに比べ熱を貯めやすく、その上に弾性塗料を塗ると、熱で餅のように膨れることがあります。そのため、通常は硬質系の塗料を塗ります。

また、サイディングには目地部分にシーリングが使われています。目地部分の動きには、弾性塗料だとして追従できないので、塗膜が割れる原因になります。

弾性機能を生かした3つの工法

弾性塗料を使うときの工法は以下の3種類で、弾性力は高さはこのようになります。

複層弾性塗料 仕上げ工法

複層弾性塗料 仕上げ工法5工程で行なう複層弾性塗料仕上げ工法です。シーラーの上に弾性機能のある中塗りを2回塗り、その上に通常の上塗りを2回塗る工法です。弾性力は3つの工法の中で1番強いが、手間や材料費がかかるので高くなります。

単層弾性塗料 仕上げ工法

単層弾性塗料 仕上げ工法3工程で行なう単層弾性塗料仕上げ工法です。

シーラーの上に弾性機能のある上塗りを2回塗る工法です。

微弾性塗料+上塗 仕上げ工法

微弾性塗料+上塗 仕上げ工法3工程で行なう微弾性塗料+上塗仕上げ工法です。見積書の下塗り部分に微弾性フィラーと書いてあればこの工法です。

微弾性機能を持つ下塗りの上に通常の上塗りを2回塗る工法です。


その他の弾性機能を持つ塗料「アステックペイント」

遮熱塗料のところでも説明したアステックペイントですが、こちらの塗料は上記の弾性機能よりも遥かに超える弾性力を持ちます。弾性塗料のJIS規定には「20度で伸び率120%以上の塗料」と定めてありますが、アステックは伸び率が660%です。

この塗料は、弾性機能もありますが、サイディングにも使用できます。

その他、塗料に関するコンテンツ

アクリル塗料の特徴と単価
ウレタン塗料の特徴と単価
シリコン塗料の特徴と単価
ラジカル塗料の特徴と単価
フッ素塗料の特徴と単価
光触媒塗料の特徴と単価
無機塗料の特徴と単価

当サイトに参加している優良業者に、自分の家を塗装すると仮定してどの塗料を使うか選んでもらった結果を公開。

訪問販売の営業トークで「セラミック系塗料で長持ちです!」と言われることがありますが、このようことを言われたら注意です。セラミックの塗料とは何なのか?なぜ注意が必要なのか?を説明します。

設計単価とは、塗料メーカーは発表している塗料の単価です。家電製品のメーカー希望小売価格のようなものです。ここでは、設計単価の調べ方を説明します。

業者がメーカーに塗料を発注したときに、記録として出荷証明というものがあります。ここでは、出荷証明について説明します。

ピックアップ

半年以内に外壁塗装を検討している方は以下のコンテンツを読むことをオススメします。外壁塗装で失敗しないために重要な、価格相場や業者の選び方、塗装に適した時期などを説明しています。

外壁塗装で失敗しないためには、優良業者から複数の見積りを取り比べることが重要です。当サービスを利用すれば、簡単に複数業者から見積りが取れます。

お客様から弊社に相談があった1,000件を越える見積書を分析した結果から、悪徳業者の見積書を判断するポイントをまとめました。

当サイトの紹介業者で施工した内、情報公開に協力いただいた482棟、総額558,623,419円分のデータを元に作成しています。これが本当の相場です。

当サイトでも過去の施工事例から色別にサンプルを掲載していますので、大まかなイメージを決めてから業者に相談しましょう。

ピックアップ

外壁塗装業者

外壁塗装の基礎知識

運営団体について

ページトップへ戻る