超低汚染リファインシリーズは、アステックペイントが開発した塗料です。汚れにくさに特化し、美しい塗膜を長期にわたって維持します。

塗料のタイプは次の6つあります。「1000」と表記されているが外壁用、「500」と表記されているが屋根用です。

また「Si」はシリコン塗料、「MF」はフッ素塗料、「MS」は無機シリコン塗料のことを指します。

・超低汚染リファイン1000Si-IR
・超低汚染リファイン500Si-IR
・超低汚染リファイン1000MF-IR
・超低汚染リファイン500MF-IR
・超低汚染リファイン艶消1000MS-IR
・超低汚染リファイン弾性1000MS-IR

特徴とメリット

超低汚染リファインシリーズの最大の特徴は、汚れが付着しにくい点です。

無機成分を配合することで強靭な塗膜が形成され、粒子の細かい汚染物質が塗膜内部に侵入するのを防ぎます。さらに、親水性と呼ばれる水となじみやすい性質により、汚れが付着した場合でも塗膜と汚れの間に雨水が入り込んで、雨と一緒に汚れを洗い流してくれます。

一般的に、艶が全くないマットな塗膜は汚れが付着しやすいと言われていますが、超低汚染リファインシリーズには、艶消しと汚れにくさを両立した製品も揃っています。

その他にも、耐候性や遮熱性にも優れているため、紫外線による劣化を抑えたり、夏場の室内温度の上昇を制御できるといったメリットがあります。

艶の種類

超低汚染リファインMF-IR／Si-IRシリーズ：艶あり、3分艶
超低汚染リファイン艶消1000MS-IR：艶なし
超低汚染リファイン弾性1000MS-IR：艶あり

適用下地

■超低汚染リファイン1000Si-IR／1000MF-IR
コンクリート、モルタル、ALC、窯業系サイディング、波形スレート、カラー鋼板、アルミニウム、ガルバリウム鋼版、ステンレス

■超低汚染リファイン500Si-IR／500MF-IR
カラー鋼板、ガルバリウム鋼版、ステンレス、アルミニウム、塩ビ鋼板、セメント瓦、モニエル瓦、カラーベスト、波形スレート、アスファルトシングル

■超低汚染リファイン艶消1000MS-IR
コンクリート、モルタル、ALC、窯業系サイディング、波形スレート、カラー鋼板、ガルバリウム鋼版、ステンレス、アルミニウム

■超低汚染リファイン弾性1000MS-IR
コンクリート、モルタル、ALC、窯業系サイディング

メーカー発表の耐久年数

超低汚染リファイン1000Si-IR／500Si-IR：15～18年
超低汚染リファイン1000MF-IR／500MF-IR：20～24年
超低汚染リファイン艶消1000MS-IR：17～20年
超低汚染リファイン弾性1000MS-IR：17～20年

塗料の価格や単価

アステックペイントのサイトには、価格や単価の掲載はありませんが、実際に施工するときは3回塗りの合計単価で、シリコンタイプが2,400円～3,000円/m2、フッ素タイプが3,200円～3,800円/m2程度となります。

公式サイト

・超低汚染リファインMF-IR／Si-IRシリーズ
・超低汚染リファイン艶消1000MS-IR
・超低汚染リファイン弾性1000MS-IR

塗料に関するお役立ちコンテンツ

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塗料の種類別の詳細

アクリル塗料

新しいピュアアクリルなどの特殊な塗料以外はもう使用されない。

ウレタン塗料

付帯部以外では、ほとんど使用されない。シリコンの前に主流だった塗料。

シリコン塗料

耐久年数と価格のバランスがよく最も使われている塗料。

ラジカル制御型塗料

今、最も注目されているされている塗料。値段がシリコンと同等で、耐久性がシリコンとフッ素の間。

フッ素塗料

耐久性も高いが、値段もかなり高い。外壁はシリコン、屋根はフッ素という使われ方をする。

光触媒塗料

太陽の光で汚れを分化し、雨の水で洗い流す特殊な機能がある。耐久性も長いが、単価も高い。

無機塗料

塗料のグレードの中で最も高く、耐久性も最も高い。新しい塗料で注目されている。

塗料選びに役立つ知識

設計単価や出荷証明など業者でなければ知らないような言葉について説明しています。また、良くある質問にも回答しています。