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更新日:2018/10/10

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解説者鈴木良太【外壁塗装110番 代表】
幼少の頃、二世帯住宅に住んでいた祖母が悪徳業者に騙されたのをきっかけに外壁塗装110番を立ち上げました。累計20,000件を超えるお客様からの相談や、一級塗装技能士の資格を持つプロの職人に話を聞き、より正確な情報を掲載できるよう心掛けています。

宇野清隆【株式会社カルテット 代表】
職人暦20年、他の塗装店にも技術などを教えるプロ中のプロ。日本ペイント、アステック、その他の大手塗料メーカーから全国1位の実績と表彰。審査の厳しいホームプロでは、毎年顧客満足優良店に選ばれる。

児玉圭司【株式会社児玉塗装 代表】
名古屋市で地元のお客様に愛されて50年。児玉塗装の3代目。16歳の若さで塗装業入りし、趣味も特技も塗装。圧倒的な知識と技術でお客様からの満足度も高い。

設計単価を調べれば、塗料の大まかな単価がわかり安心。

【この記事の要約】

設計単価とは、塗料メーカーが発表している、300m2当たりを塗装する場合の「3回塗りの塗料価格」と「職人の人件費」を足した平米当たりの単価です。

あくまでも、塗料メーカーがこれくらいになるだろうと定めているもので、家電などで見るメーカー希望小売価格のようなイメージです。

塗装店に依頼すると、メーカー設計単価より20%前後安い価格が、実際の施工料金になることが多いです。相場を確認する1つの手段として覚えておきましょう。

設計単価を調べる方法

メーカーの公式サイトで公開されているデータを見る方法

大手3社の外壁と屋根塗料の一覧ページを掲載します。ここで調べることができます。

日本ペイント
外壁 https://www.nipponpaint.co.jp/products/building/cat/exterior-topcoat/
屋根 https://www.nipponpaint.co.jp/products/building/cat/roof-paint/
関西ペイント
外壁 https://www.kansai.co.jp/products/decorative/seihinkensaku/
屋根 https://www.kansai.co.jp/products/decorative/seihinkensaku/
エスケー化研
外壁 https://www.sk-kaken.co.jp/product/overcoat-materials/
屋根 https://www.sk-kaken.co.jp/product/roof-paint/

設計単価を使い外壁塗装の料金を出す例

サイディングの外壁で人気の日本ペイントUVプロテクトクリヤーを例に見てみましょう。

サイディングの塗替えの場合、一番上の2,930円/m2の部分の単価を使います。延べ床面積が30坪で、外壁の面積が140m2だと仮定すると「2,930 x 140 = 410,200円」が設計単価から求めた金額です。大体の場合がこれから20%前後安くなります。

当たり前ですが、屋根や足場、高圧洗浄、養生などの料金は含まれていません。あくまで外壁だけの例です。

日本ペイント UVプロテクトクリヤー
https://www.nipponpaint.co.jp/products/building/128/

OEM塗料とオリジナル塗料を使う業者の注意点

これらの塗料は、各自の業者しか使っていないので、設計単価や他社との比較ができません。そのため、ありえないような単価で見積書を作ってくる業者もいるので注意が必要です

このような業者に騙されないようにするには、設計単価が公表されている日本ペイントなどの大手塗料メーカーの塗料を使う塗装専門店からも見積りを取り比較するこです。

OEM塗料とは

OEM塗料とは、リフォーム総合店が使うことが多く、日本ペイントなどの大手塗料メーカーの中身を使い名前を変えて使っている塗料です。不正に中身を変えているわけではなく、メーカーから許可を取って作っています。OEMは自動車でもよくあります。

最近では、塗装専門店と塗料メーカーが協力して、地域に合わせたOEM塗料を作ることがあります。例えば、寒冷地用に寒さに強い塗料などです。

オリジナル塗料とは

オリジナル塗料とは、その業者が自社で開発したと言う塗料で、訪問販売の業者がよく使っています。実際には0から開発した塗料ではなくOEMの場合が多いです。

その他、塗料に関するコンテンツ

塗料に関するお役立ちコンテンツ

当サイトに参加している優良業者に、自分の家を塗装すると仮定してどの塗料を使うか選んでもらった結果を公開。これを見れば本当に人気の塗料が分かります。

塗料の種類別の詳細

新しいピュアアクリルなどの特殊な塗料以外はもう使用されない。

付帯部以外では、ほとんど使用されない。シリコンの前に主流だった塗料。

耐久年数と価格のバランスがよく最も使われている塗料。

今、最も注目されているされている塗料。値段がシリコンと同等で、耐久性がシリコンとフッ素の間。

耐久性も高いが、値段もかなり高い。外壁はシリコン、屋根はフッ素という使われ方をする。

太陽の光で汚れを分化し、雨の水で洗い流す特殊な機能がある。耐久性も長いが、単価も高い。

塗料のグレードの中で最も高く、耐久性も最も高い。新しい塗料で注目されている。

塗料選びに役立つ知識

設計単価や出荷証明など業者でなければ知らないような言葉について説明しています。また、良くある質問にも回答しています。

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