TOP > 外壁塗装の基礎知識 > 外壁や屋根に使われる素材 > サイディングを塗装するときの注意点

サイディングを塗装するときの注意点

外壁塗装110番 アドバイザー 鈴木良太

サイディングを塗装するときに一番注意する点は、直張り工法か?通気工法か?という点です。直張り工法の場合は、塗装すると早期の剥がれなど劣化しやすいので、張替えが推奨されます。

サイディングは、工場で成形されたパネルを取り付けるだけなので、職人の技術に左右されるモルタルとは違い、材料も量産できるため安く、工期も短いので人件費も安くなり、結果として新築時の金額が安くなります。現在の住宅の7~8割が窯業系サイディングを使用しています。

サイディングの種類は、以下の4つあります。

・窯業(ようぎょう)系サイディング
・金属系サイディング
・木質系サイディング
・樹脂系サイディング

ここでは一番人気のある窯業系サイディングを塗装するときの注意点を説明します。

注意点1 今のサイディングが直張り工法の場合は塗替えではなく張替え

通期工法と直貼り工法の違い

サイディングの塗替えで一番注意しなければならないのは、今あるサイディングが通気工法か?直張り工法か?という点です。直張り工法の場合は、塗替えでなく張替えが推奨されています。失礼な言い方かもしれませんが、直張り工法は欠陥品です。

サイディングが普及し始めた2000年は、まだ新しかったこともあり、外壁材メーカーもよくわからず直張り工法を推奨していました。

直張り工法の問題点は、胴緑がなく通気層がないため、水分が入り込むとサイディング自体が湿ってしまい、日光で温められ柔らかくなった塗膜が湿気が蒸発する際に塗膜を押し上げます。これにより塗料が膨れたり、剥がれたりする点です。その為、塗替えではなく張替えが推奨されています。

この欠陥を解決するために、2000年4月以降は品確法の標準工法として通気工法になりました。品確法とは、国土交通省が定めた住宅の品質確保の促進等に関する法律のことをいいます。

通気工法の場合は、このあと説明する注意点2を気を付ければ塗装をしても問題ありません。

注意点2 弾性系の塗料を使うのはNG

サイディングには以下の特徴があります。

・表面温度が高温になりやすい
・吸水性が高い

ここに、伸縮性のある弾性塗料を塗ると、表面が高温になったときに塗膜が熱で柔らかくなり、サイディングが吸水した水分が蒸発するときに、塗膜が柔らかいため膨らんでしまい、膨れ・剥がれの原因になります

サイディングには、断熱材などが入って表面が熱くなるのを抑えるようにはなっていますが、夏場になると高温になってしまうのでこのような劣化現象が起きてしまいます。そのため、弾性系の伸びる塗料は使えません

注意点3 シーリングの補修はしっかりしないと雨漏りなどの原因になる

シーリングの写真サイディングには、繋ぎ目の部分にゴム状のシーリングを注入しています。ここがヒビ割れなどの劣化したままにすると、雨水が入り込み内部が腐食したり、雨漏りの原因になる可能性があります

そのため、シーリングが劣化している場合は、しっかりとした補修が必要です。補修方法には、シーリングの打ち変えと打ち増しがあります。

種類 単価/m2 特徴
打ち増し 600円前後 既存コーキングを撤去せずにその上から足して行う方法
打ち替え 1000円前後 現在あるコーキングを剥がして新たなものにする方法

シーリングの打ち変えをする場合には、3面接着ではなく、2面接着にしないとヒビ割れの原因になります。そのため、ボンドブレイカーという青色のテープを貼ります。最近では、ハットジョイナーという金具が付いていることがあるので、この場合はボンドブレイカーがなくても2面接着になります。

注意点4 劣化が進むとクリヤー塗料は使えない

サイディングの模様をそのままにするために、透明な塗料のクリヤー塗料で塗装を考えている方も多いです。しかし、サイディングが劣化しているとクリヤー塗料は使えません。そのため、10年よりも少し早めに塗り替えを考えておいた方が無難です。

もし、クリヤー塗装ができない場合は、塗りつぶすか、2~3色で色分けして塗装する方法があります。2~3色で色分けは、手間がかかるため、料金が高くなったり、業者によってはできないこともあります。

外壁・屋根材に関するコンテンツ一覧

今は、サイディングが7~8割と圧倒的なシェアを占めています。ここでは、サイディングを中心にモルタルなどの外壁材について説明していきます。

コロニアルやスレートといった屋根材の特徴と、8つに分類される屋根の形の説明をしていきます。

外壁塗装の見積書には、細かい箇所の名前が書いてありますが、それだけ見てもどの部分かわからないと思います。ここでは、イラストと写真でわかりやすく名称の説明をしています。

最近、屋根でよく使われるようになったガルバニウム。ここでは、ガルバニウムを塗替えするときの注意点を説明します。

外壁塗装の見積書を見ていると見慣れない項目がたくさん出てきます。ここでは、内訳の説明と相場をまとめて説明していきます。

ピックアップ

半年以内に外壁塗装を検討している方は以下のコンテンツを読むことをオススメします。外壁塗装で失敗しないために重要な、価格相場や業者の選び方、塗装に適した時期などを説明しています。

外壁塗装のベストシーズンと、業者が最も塗装に向かないと答えた時期を説明していきます。

当サイトの紹介業者で施工した内、情報公開に協力いただいた482棟、総額558,623,419円分のデータを元に作成しています。これが本当の相場です。

外壁・屋根塗装に使われる塗料の種類や特徴、単価相場を説明していきます。

外壁塗装で失敗しないためには、優良業者から複数の見積りを取り比べることが重要です。当サービスを利用すれば、簡単に複数業者から見積りが取れます。

ピックアップ

外壁塗装業者

外壁塗装の基礎知識

運営団体について

ページトップへ戻る