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屋根の一部が飛んでしまい隣人に被害が出た場合はどうなりますか?

自宅の瓦の一部がグラついています。もうこの家に住むのも長くないので、補修や塗装などにお金をかけたくありません。

万が一、台風などでこの屋根の一部が飛んでいってしまい、隣の家の車を傷つけてしまったり、通行人に怪我をさせてしまったりした場合は、賠償責任はありますでしょうか?

 44歳 女性 大阪府
建物の設置や保存に問題があって、他人に損害を与えた場合は、民法第717条の「工作物責任」を負います。

占有者が、損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、所有者がその損害を賠償しなければならないとされています。
※占有者=その物を実際に使っている人、所有者=持ち主

これは、無過失責任で、所有者は過失がなくても責任を負います。このため、持ち家のときは特に注意が必要です。落下した瓦に当たって人が死亡したり、重い後遺症が残ったときには、賠償額が億を超えることもあります

瓦の一部がグラついているということですが、すぐに補修をしたほうが良いでしょう。また、気をつけているつもりでも、事故が起きることはありますので、建物の火災保険に賠償責任特約を付けるなどして、対策をしておいたほうが良いでしょう。

裁判例としては
「台風のため屋根瓦が飛散し、隣家の敷地内に落下し、隣家の建物や車庫の外壁に当たって損傷が生じた。これに対し、隣家所有者が屋根瓦を飛散させた建物所有者に対し、屋根瓦を固定するなどして屋根瓦が風によって飛散させないようにすべき義務を怠った」として、工作物責任を認めた裁判例(福岡高裁昭和55年(ネ)第155号)があります。

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諏訪・高橋法律事務所:高橋智美

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