TOP > 外壁塗装のトラブルを弁護士が徹底解説 > 隣の家の蔦(ツタ)が私の家の壁にまで伸びてきており困っております。

相談内容

隣の家の蔦(ツタ)が私の家の壁にまで伸びてきており困っております。

隣の家の蔦が私の家の壁にまで伸びてきており、苦情を出したところ蔦を除去してもらえることになりました。しかし、蔦の跡が残ってしまい目立つので、外壁1面の塗装費用を負担してもらうことになりました。

そこで、塗装業者さんに依頼して建物を見てもらったところ、一面だけ塗装すると残りの3面が色褪せている為、変になる可能性があると言われました。まだ築5年で外壁塗装する予定はなかったのですが、こういう場合は全面の塗装料金を負担してもらえるのでしょうか?

 37歳 女性 東京都
所有する植物で、他人に損害を与えたときは、損害を賠償する必要があります。

なお、民法第233条で、隣家から境界線を越えて伸びてきた竹木の根は自ら切り取って良いが、枝は竹木の所有者に切除させることができるにとどまる旨、規定されています。

判例として
「隣の空き地から伸びてきた蔦を、自宅の壁から剥がしたところ、塗装も一緒にはがれたとして、空き地の所有者に対する損害賠償請求が認められた」(神戸地裁平成27年7月6日判決)があります。

ただし、原告も「蔦の根を切除して被害を食い止めたりせずに放置した点で過失がある」との理由で、過失相殺で賠償額が減額されました。

今回の件でも、過失相殺が問題になる可能性はあります。これまでの経緯にもよりますが、全面の塗装費用を請求できるかは、なかなか微妙な問題です。

自動車事故でも、全塗装か部分塗装かが争われることがありますが、部分塗装しか認められないケースが多いです。ただし、部分塗装では、明らかに、目に見えて違和感が出てしまう場合には、全塗装が認められることもあります。

1面だけ塗り替えた場合、他の3面とどの程度色が違うのか、目で見てどの程度違和感があるかによって、全面の塗装が認めるかどうか決まることになるでしょう。人によって感覚も違うところですので、難しい判断になります。

弁護士プロフィール

諏訪・高橋法律事務所:高橋智美

よくある外壁塗装のトラブルを弁護士が徹底解説

近隣の住人に数々の嫌がらせを受けており、ほとほと困り果てております。そろそろ外壁・屋根塗装をしなければい…
自宅の外壁塗装が終わり、施工完了後に引渡しの書類に印鑑を捺しました。しかし、1週間後にカーポートの天井が…
自宅の瓦の一部がグラついています。もうこの家に住むのも長くないので、補修や塗装などにお金をかけたくあり…
隣の家が塗装をしたときに、明らかに私の家の車にペンキが付いてました。これは塗装業者が弁償する義務がある…
隣の家の蔦が私の家の壁にまで伸びてきており、苦情を出したところ蔦を除去してもらえることになりました。し…
路上駐車をしていたところ、近くで外壁塗装をしていた為かはわかりませんが、ペンキが付いていました。路上駐…
ある個人経営の塗装屋と契約をして工事が始まりました。当初2週間の予定でしたが、職人さんが施工中に屋根か…
塗料が余ったからサービスで犬小屋を塗装してもらいました。しかし、臭いがきつい為かわかりませんが、犬が…
塗装工事が契約よりも1ヶ月遅れて完成しました。この場合、損害賠償などを請求できるのでしょうか?
隣の家が外壁塗装を行なっていました。そのときに建てられた足場が泥棒に利用され、空き巣被害に合いました。も…
訪問販売の業者で契約したところ下請けの業者が塗装しにきました。終わってみると外壁にムラがあるし、シーリン…
私が車を止めている駐車場の隣のアパートで外壁塗装をしています。先日の台風で足場が倒壊し、マンション裏の駐…
隣の家が外壁・屋根塗装をしたのですが、遮熱塗料という反射率の高い塗料を使ったからか反射した光が家に入って…
足場を無料にすると言って契約しましたが、施工完了後の請求書を見ると足場代に15万円と書かれてありました。こ…

外壁塗装のトラブルに関するお役立ちコンテンツ

ほとんどのトラブルは、対応が良くない業者と契約してしまったがために起こります。ここでは、事前にトラブルを防ぐための方法を解説します。

外壁塗装のトラブルは、施工前、施工中、施工直後、施工後数年過ぎた後のトラブルに分かれます。ここでは、どのようなトラブルがあり、解決するにはどうすれば良いかを解説します。


ピックアップ

外壁塗装業者

外壁塗装の基礎知識

運営団体について

ページトップへ戻る